「運命マジックは行動に微笑む。」めぐり逢えたら　movie mammaさんの映画レビュー（感想・評価）

幼い頃見た時は、エンパイアステートビルに灯るハートのイルミネーションを目指して、メグライアンが必死に会いに行くシーンだけ強烈に印象に残っていた。婚約者置いてけぼりで良いのかな？と思いながら。
既婚になり再度見ると、トムハンクスと子供の女性の好みが同じだった事にほっこりし、りんごの皮を綺麗に剥く点でも運命を感じるメグライアンは、すこーし言葉が雑でも気取らない魅力に溢れていた。ゆるい髪のセットと、青い目に合う水色のストールがとても素敵♡そして、メグライアン扮するアニーが婚約者との関係になにかひっかかる気持ちもよく理解できた。今後婚約者とうまくいかないとも、出逢えてからトムハンクスとうまくいくとも限らない。でも、出逢えるかわかる前に、婚約者としっかり別れてきたアニーの対応は誠実だと感じた。
クリスマスの日、婚約者と別々に帰宅したからラジオを聞けた運命を見過ごさずに、その後は職権乱用して調べ上げたり会いに行ったり、運命と行動を合わせた事でマジックが起こり、引き寄せられた出逢いな気がした。子供もアニーからの手紙に惹かれるだけでなく、返事を書いたり父親を説得したりNY行きを計画したり、行動して手繰り寄せている。
運命とマジックがテーマになっているが、手繰り寄せるにはそれ任せでなく行動が必要なのだと思った。
めぐり逢いという映画をベースに話が進むので、そちらもいつか見てみたい。