赤毛のアン/完全版

解説

 もとはテレビシリーズだったが日本では劇場公開され、その際カットしたシーン約50分を追加し完全版として再公開された。カナダのテレビ界で活躍していたミーガン・フォローズが孤児のアンを生き生きと演じている。親友のダイアナ役のシュイラー・グラントは、名優キャサリン・ヘップバーンの姪にあたる。カナダ版エミー賞にあたるジェミニ賞、ヒューストン国際映画祭グランプリなど世界中で多くの賞を受賞した。

1986年製作/195分/カナダ
原題:Anne of Green Gables:The Sequel

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映画レビュー

5.0赤毛のアン大好き

2023年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

カルピス名作劇場の宮崎アニメのアンも大好きですが、映画版も原作本も大好きです。
30年くらい前に映画館でみました、完全版とタイトルが付いていたので多分この映画だったと思います。

親の影響で映画は贅沢品、テレビで放映するのを待つことが節約だと教育を受けたわたしは、映画館に行くことやお金を使うことに罪悪感がありました。

仕事をするようになり、親しくなった同僚と一緒に行った映画が赤毛のアン完全版でした。彼女もアンが好きで、良い映画だから一緒に行こうと誘われました。

きらきらとした光と風と海、木々の緑や花の美しさ、やはり映画館ならではです。
友情に恋、学校に勉強、アンを引き取ってくれたマシューとマリラとの心温まるエピソード、映画の中には子供の頃にあこがれた世界が広がっていて、映画を見ている最中は私自身が物語の中に入り込んだような幸せな気持になりました。

知人は英語の原作本を読んでましたが、わたしは日本語に訳された原作本を読みました。本も映画と同じ世界で良かったです。

わたしの両親は兄弟間差別をする人で、毒入りの母はアニメのアンが好きではありませんでした。私のことを罵るときにいつも言っていたセリフが「〇チガイ!赤毛のアンそっくりだ!」でした。

わたしは当時からアンが可愛くて好きだったので、あまり気にはなりませんでしたが、何故そこまで嫌うのか?本当に不思議でした。

後にアンは何作も映画や劇などになり、世界中で今も愛されています。今となっては赤毛のアンそっくりだと言われたことも光栄な限りです。実家の今は8050問題です。

赤毛のアンの世界にはわたしが子供の頃からほしかったものが詰まっています、だからこの映画がすごく好きなんだな、と最近気が付きました。

わたしは親子関係に血のつながりは関係ないと思っています。
実の子供を虐待する親も多いからです。

ゆりかご出身の宮津さんは養父母と良い親子関係を築いていて、今は子供食堂などの運営も行っています。親に愛された子供は他人にもやさしくなれます。そこに血の繋がりは関係ありません。

赤毛のアンの世界には、人と人のふれあいがたくさん詰まっています。
マリラとマシューのアンへの愛情には涙がでました。赤毛のアンは物語ですが、現実にも養父母と愛ある親子関係を築いている人たちは大勢います。

実の子供を愛せる人は、血のつながらない他人の子供でも愛せます。
逆もまたしかりです。

(実の子供を愛せない人は他人の子も愛せません、虐待系の親の特徴は子を所有物とみなし管理して躾という虐待を行います。そこに信頼関係や無条件の愛は存在しません。親本人も同じように愛(管理)された人が多いです。)

結婚後にDVDを旦那と見ましたが、昔の映画なのでやや画像が荒かったのが少し残念でしたが、ストーリーは今見てもやはり素晴らしかったです。

美しいプリンスエドワード島を映画館でみれて良かったなと今でも思います。
誘ってくれた友達に感謝してます。

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ころん

5.0心はここに帰ってくる

2016年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

もともとは「赤毛のアンなんて・・」と、自分の見るような映画じゃないと思っていたのに、今となっては自分になくてはならないものに。
この映画に出会ってからもたくさんの映画を観たけど、結局ここに心が落ち着く、そんな映画。こんなにユーモアと幸福感と感動に溢れた映画はなかなかない。そして舞台のプリンス・エドワード島はどこまでも自然が美しく、行ったことはないのになぜか懐かしい気持ちにさせられる。いつか必ず行きたい場所。
(この映画のレビューはいっぱい書かれてると思ったのに、自分がまさかの最初のレビューなのでちょっと驚いた)

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dani
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