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劇場公開日:

解説

 1931年と40年、2度に渡って映画化(それぞれの邦題は「犯罪都市」、「ヒズ・ガール・フライデー」)された有名コメディを、ビリー・ワイルダーが再びリメイク。脚本家、映画監督になる以前、新聞記者をしていたワイルダーらしくマスコミへの風刺がきいている。敏腕新聞記者が、今日限りで辞職すると言い出す。有能な記者を手放したくない編集長は、引き止めるために……。「恋人よ帰れ!わが胸に」に続き、ジャック・レモンとウォルター・マッソーコンビが記者と編集長をテンポよく演じている。

1974年製作/105分/アメリカ
原題:The Front Page
劇場公開日:1975年5月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 ゴールデングローブ賞(1975年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジャック・レモン
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ウォルター・マッソー
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映画レビュー

4.0オルガン弾きのスーザン・サランドン

2020年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 裁判もかなりいい加減だった時代のシカゴ。死刑囚ウィリアムズの処刑が間近に迫っていた中で、1人の娼婦が彼をかばう姿がよかった。コメディとは思えないほどだった。

 子飼いの新聞記者を辞めさせたくないために、婚約者ペギーに嘘をつくシーンは笑えた。その婚約者ペギー(サランドン)は劇場でのオルガン弾き。『オペラ座の怪人』が上演されているところだ。

 最後の現場検証をするためにウィリアムズは精神科医を撃ってしまい、そこから逃亡劇と、記者室の中での急展開がはじまる。台詞ひとつひとつが、新聞記者による捏造やら、市長や保安官への風刺がたっぷりとこめられていて気持ちがよい。

 元々は舞台劇らしく、誤った情報により関係のない市民を巻き添えにするところを描写すれば、最高の映画になったのかもしれない。脚本は最高。どうしても記者魂が出てしまうジャック・レモンとどうしても新聞社に残ってもらいたいと願うウォルター・マッソーの掛け合いが絶妙だ。

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kossy

3.0それほどたいしたものでもない

2013年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 65

 新聞社の取材の裏側を皮肉的にそして喜劇調に描いた作品。だがところどころで挿入されている笑いをとろうとしている部分があまり笑えない。この時代では面白かったのかもしれないが、今となっては古いだけだった。ただし編集長のウォルター・バーンズの、あの手この手で辞職しようとする敏腕記者ヒルディを引き留めようとする部分は楽しかった。だが物語も全体的にきれが今一つ。

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Cape God
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