劇場公開日 1998年2月28日

「【トンデモ設定のトンデモクライムアクションムービー。ジョン・ウー監督の遊び心満載ムービーでもある。(多分・・)】」フェイス/オフ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【トンデモ設定のトンデモクライムアクションムービー。ジョン・ウー監督の遊び心満載ムービーでもある。(多分・・)】

2020年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 突っ込み所満載ムービーである。

 その幾つかを列挙する。

 ・え、FBI捜査官(ショーン・アーチャー:ジョン・トラボルタ)の顔と凶悪犯(キャスター・トロイ:ニコラス・ケイジ)の顔をそんなに”原始的な”方法で・・・!。”お面”じゃないんだから・・。(まあ、タイトルが”フェイス/オフ”だから仕方ないか・・。)

 ・ええ!、術後のキャスターは”昏睡状態”ではないのかい!。そんなに簡単に目覚めちゃうってどうなのよ・・。で、FBI特殊班メンバーを殺しちゃうなんて元気じゃないか!

 ・ショーンの理性的な上司の名前が”ヴィクターラズロ”って・・・

 ・顔が入れ替わった(ショーンの顔した)キャスターがショーンの半グレの大きめの鼻ピアス娘ジェイミーに対して、”偽りの顔に隠れて、痛みを隠してるんだろ!武器を持てよ・・”と言っておいて、肝心な所で、娘の武器に刺されちゃうところ・・。

 ・顔が入れ替わった(キャスターの顔した)ショーンが情婦サーシャに今までの言動を謝り(当たり前だよなあ・・)と息子アダムの顔を触りながら、キャスターに殺された愛息子マイケルを思い出すシーン。
 -ここ、ラストに効いてくる・・。-

 そして、FBIから激しい銃撃を受けるシーンで流れる音楽が”オーヴァー・ザ・レインボウ:オリヴィア・ニュートンジョンヴァージョン・・”・・、ジョン・ウー監督、皆、マガイモノって意味ですか?

 ・で、ヤッパリ出てきた白い鳩が飛ぶシーンと二丁拳銃・・。(マア、トレード・マークだからねえ・・)

 サーシャは身を呈して、顔が入れ替わった(ショーンの顔した)キャスター(面倒臭いなあ・・)を助け、”アダムを宜しくね・・。悪人にしないでね。”と言って絶命する・・。

<と、散々おちゃらけたレビューを書いてしまったが、実はかなり面白かった作品。
 ラスト、サーシャの遺児アダムを(顔が元通りになった)ショーンが、家族の絆が深まった自分の家(正に”雨降って地固まる”である・・。ジェイミーもピアス取ったしね・・。)に招き入れるシーンを始め、”随所随所”で、ちょっと沁みてしまった作品でもある。>

NOBU
2020年4月19日

いつも思うのはトラボルタの顔の骨格だとニコラスケイジの皮膚では伸びてしまい顔ビリケンさんだろと。

巫女雷男
kossyさんのコメント
2020年4月19日

気になった手術シーン。衝撃的なほど気味悪かったですが、後々血液型が違うと知らされて・・・エーッ!となってしまいました。

kossy