劇場公開日 1998年2月28日

「似てない二人。将来ハゲになること以外は・・・」フェイス/オフ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0似てない二人。将来ハゲになること以外は・・・

2020年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

 すごいプロットだ。顔を変えるという医療技術はかなりSFチックだが面白い。ルパン3世のコミックにも似たような変装での戦いがあった。ブラックジャックでもそういうプロットがあった。顔の交換自体はそれほど目新しいとは思わないが、どっちがどっちだかわからなくなるような役者の演技がすごい。終盤、白い鳩は飛び回るし、わからなくなるほどの銃撃戦。疲れた・・・

 6年前にメリーゴーランドで息子マイケルと戯れていたところをテロリストのキャスター・トロイに銃撃され、FBIのショーン・アーチャーは助かるが、マイケルが銃弾で死亡。遺恨を残すが、チャーターされたジェット機で逃亡しようとするキャスターとの大格闘の末、逮捕するのだが、爆弾の仕掛けられた場所を聞き出すために、ショーンは高度な医療技術によってキャスターの顔に挿げ替えられ、弟が拘束されている刑務所に潜入捜査官として潜り込む。しかし、昏睡状態だったキャスターが目覚め、逆にショーンの顔を手に入れる。そして秘密を知る医者と捜査官を惨殺・・・

 ショーンは脱走してキャスターを倒して顔を剥がそう(face off)としようとテロリストのアジトに潜入して誓うのだが・・・という激しい攻防。そこでキャスターの元カノのサーシャに息子がいることがわかるのだ。憎いテロリストである自分の顔。ラリってしまって鏡を壊したり、暴れまくるところがとてもいい。また、乗っ取られたFBIの突入に遭った際に流れる曲が「虹の彼方に」がとてもいい。これはオリビア・ニュートン・ジョンバージョンでした。

 気になる女優がテロ側のサーシャ役ジーナ・ガーション。どことなくサルマ・ハエック似でカッコいい感じですが、20年後に『ダブル/フェイス』でニコちゃんと共演しているので、こちらも見てみたい。
 娘ジェイミー役のドミニク・スウェインもサバイバル・ナイフの伏線とかあったりして良かったのですが、その後はメジャーな映画に出演していないのが残念。気になる作品は『デッド・メアリー 鮮血浴』(2007)だなぁ。かなりB級スプラッターみたいな雰囲気(笑)

 そして、クレジットにも載ってなかった聖歌隊のお姉ちゃん。「ピーチ、ピーチ」とお尻をニコちゃんに触られまくりだった女優の名前が知りたい!

kossy
NOBUさんのコメント
2020年4月19日

今晩は。

 私、今作はとても面白く観賞しました・・。(突っ込み所が多すぎて・・。でも、それが良い・・)
 近年の破綻なきストーリーが当たり前の作品(50%はそうではないですが・・)を劇場でずっと観て来たので、この映画を観たチャンネルの映画のラインナップは斬新、且つ驚きであり、(一応、事前リサーチはしますが)いやあ、映画って本当に”色んな意味で”奥深いなあと思う週末でした・・。

 一刻も早い終息を願いつつ・・。

 では、又。

 追記:豊富な情報、いつも有難うございます。

NOBU
かいりさんのコメント
2020年4月19日

将来ハゲましたねー。この頃からかぶってたのかしら。勝手に、ハリウッドケツアゴ三大トリオの一角だと思ってます(あとはベンアフ、アーロン・エッカート)。

かいり
近大さんのコメント
2020年4月19日

自分もそれらのシーン、好きです。
印象的で名シーンですよね(^^)

近大