劇場公開日 1994年4月23日

「真実はフィクションよりも…」フィラデルフィア しんごりらさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0真実はフィクションよりも…

2013年8月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

 トムハンクスって、、こんなに痩せてた??とまず驚いた。若さもあると思うけれど、エイズとわかってからのあの痩せようはすごい。あきらかに弱ってるのがわかる。

やっぱりこの主役二人の演技はすごいです。エイズ患者への差別、同性愛者の偏見、そして黒人弁護士。

当時特に酷かったであろう差別問題を大きく取り上げている。

感染方法もしっかりと理解されていない為(病気自体理解が浅い)の問題が鮮明に描かれていてストーリーに引き込まれた。

裁判の冒頭、デンゼル演じる弁護士が法廷内の人達へこんな言葉を投げかけた。
 「これから始まる裁判には、ドラマで良く目にする様なとっておきの証人や、逆転する様な証拠は出てきません。手に汗握るような展開もありません。あるのはただ真実をありのまま語るという事だけです。」

まさにこの台詞が映画を表してるシーンかな?

しんごりら