劇場公開日 1994年4月23日

「明確なテーマを持って描かれた作品」フィラデルフィア keitaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5明確なテーマを持って描かれた作品

2012年3月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

やはりトムはただ者ではない…。
その広すぎる役幅を今作でも見せつけられる。

エイズと同性愛に対する偏見という明確なテーマを持って描かれたこの作品。 その由来に「兄弟愛」の意味を持つフィラデルフィアの法廷で黒人の弁護士がその偏見について語る。
まるで合衆国の縮図のような場所で浮き彫りにされる人々の心の内を的確に捉えていて見ごたえがある。 ジョナサン・デミは「羊たちの沈黙」だけでは無いと思わせる良作。

keita