ダイ・ハード4.0のレビュー・感想・評価
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いかにも”ハリウッド”アクション
自分的には”いかにも”ハリウッドアクションと感じる作品でした。(詳しくないのでハリウッドで作ったものかどうかはわからないのですが・・・)
最近流行の親父がんばっている系です。ただ、マクレーンがんばりすぎです!
とにかく爆発シーンが大迫力、カーチェイスシーンでスピード感をビュンビュンと感じさせる。そして、危機一髪間の連続。時間を感じさせない展開であっという間に終わったという感じですっごく楽しめました。
ただ、ストーリーがいきあたりばったり感はいなめないですね。
ストレス発散!興奮を楽しみたいって人にはオススメです。
わかってますねえ
もともと監督がダイ・ハードシリーズのファンというのもうなづける!
作り手側が「どうすればダイ・ハードらしくなるのか?」というところを、きっちり把握して作ってる感じがします。
狭い中での銃撃戦という「1」のオマージュで始まるなんて、心憎いじゃないですか。
ハイテクvsアナログという宣伝には古臭さを感じましたが、
「テロリストにやられ放題→マクレーンがアイデア駆使で倍返し」
この図式にはやはり興奮しました。
ただ、このご時勢テロリストを描くこと自体がリスキーであり、脚本もそこらへんを考慮したのか、テロ計画自体が荒唐無稽な感が否めないので、マイナスをつけました。
娯楽作としてはご立派
「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンと言えば、他に類を見ない運の悪い男で、一見うだつの上がらない刑事。最初は不運に巻き込まれた自分をボヤキ倒しているのだけれど、時間を追うごとに格好良くなっていくってのが定番。果たして12年ぶりの新作はどうだろう?
新作では、12年の歳月がマクレーンを成長(最愛のホーリーとも離婚。キャスティング出来なかったのが原因?)させたのか、最初から意外と格好良いのだ(娘には煙たがられてるが)。だがしかし、ジャスティン・ロング扮するPCオタクがボヤキを担当したことで、全体のトーンは悪くない。「あんた何回死んでるんだよ!」と、ツッコミを入れたい荒唐無稽なシーンもあるが、甘めに言えばそれがこのシリーズの真骨頂だから娯楽作としてはご立派な出来なのである。
その一方でマイナス点は脚本が弱く、粗があること。シリーズ第1作に 見られた巧妙な伏線がなく、行き当たりばったりの部分があるのがちと残念だった。ただしかし、素直に楽しめる娯楽作であることは確か。劇場でマクレーンになったつもりで、「イッピカイヤー!」とボヤキながら観ましょう。
結構シャレにならない話です。
あの男が12年ぶりに帰ってきた。悪いときに、悪いところにいる、とことん不運な男。その男は、ジョン・マクレーン。一回目はビル占拠、二回目は空港占拠、三回目はマンハッタン占拠。そして四回目の今回は、全米が占拠されます。ちょっとネタバレがありますので、ご注意ください。
コンピュータシステムへのサイバーテロによって、アメリカが麻痺してしまうと言う今回のシチュエーションですが、日本やアメリカで、コンピュータトラブルによる飛行停止があったりして、結構シャレにならないですよね。もっと言えば、エストニアがサイバーテロに遭遇していますしね。国全体が、サイバーテロで麻痺してしまうと言うのは、”今そこにある危機”です。
三回目のマンハッタンでの戦いは、ちょっと話を広げすぎたし、すこし笑いも取ろうとしていて、イマイチな感じもありましたが、今回は、”まじめ”にテロと戦っています。でも、これまでどちらかと言うと対立しがちだったFBIと協力して事態にあたっていると言うのは、マクレーン刑事も成長したのでしょうか(笑)。それと、これまでのテロは、犯人からの要求があって、それに対処していくと言う要素があったのですが、今回は、その要素は余りありません。って言うか、最終的に犯人は判明するのですが、それは犯人から何らかの要求があって判明すると言うより、頑張って暴き出したと言うのが正しいシチュエーションでしょうね。でもやっぱり、世の中金なんですね。テロリストの最終的目的はいつも金です。
ちょっと興味深いのが、見た目が中東系に見えないことも無いクリフ・カーティスがFBIの捜査官を演じていること。これは、テロリストと言うと中東系というステレオタイプのイメージを払拭するためのキャスティングなのでしょうか? 彼は『コラテラル・ダメージ』でテロリストの親玉の役をやっていたので、ちょっと面白く感じました。
衝撃的な初回、二回に匹敵する、スケールの大きな作品だと思います。12年待った甲斐がありました。それにしても劇中、やたらと”アルマゲドン”と言うセリフが出てきたのは、どう言う事なんでしょうね。
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