劇場公開日 1954年2月6日

「幸福とは」素晴らしき哉、人生! あきらさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0幸福とは

2015年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑えるという意味でも、興味深いという意味でもおもしろい作品だった。
金ではなく助け合いこそが豊かさをつくり、海外で挑戦をするより地元とや家族との繋がりを大切にすることが幸せである、というストーリーであり、資本主義社会や商業主義を批判する作品のように思えた。
リッチマンのポッターは嫌なやつではあるが、悪いやつではないように感じた。彼個人が悪いやつなのではなく、人々の生活より利益を追求する彼のような人をつくりだした社会を批判していたように思う。
大恐慌や世界大戦の時期が舞台になっていて、この時期のシステムを批判した作品が1946年に公開され、どう当時の人に受け入れられたのか、興味深いと感じた。

あきら