ロスト・イン・トランスレーションのレビュー・感想・評価
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英語でコミュニケーションが取れれば
感じないが、取れなければ感じる孤独感、英語圏の人間も感じることは、英語が話せない日本人と同じ人間の感情ということ、私もカナダ、アメリカ、オーストラリアに1年滞在したが、喋れなくても、相手に敬意を払って飛び込めば話せるか否かではない、最低限のコミュニケーションは取れる、相手に敬意を払って学ぶ気持ちの有無の問題。異文化コミュニケーションの悪い見本
ソフィア・コッポラ監督作を初めて観た
今観ると日本のポップカルチャーが古臭く見えてしまうのは仕方が無い。それにしても東京が不思議な都会で、業界人にへんてこな人が多く、日本人が優しく丁寧で子どもっぽく、ハリスとシャーロットが浮いてる感じがする。上手く日本に溶け込んでる人達もいるが なんか共感できない。
ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンは良かった。
ソフィアの見た東京、日本の優しい姿がある。
誰でも住み慣れた場所から離れると
バリアを張りたくなるほど緊張する。
特に見知らぬ海外は特別になる。
この映画では不安なシャーロット
同じくボブという別夫婦の心情、
行動がよく表れている。
彼らを優しく包み込み日本の姿は
彼らの視線からはっきりとわかる。
ソフィア・コッポラは良い脚本を書き
良い演出をしたと思う。
この映画は彼女の中の優しさだと思う。
※
皮肉とユーモアとあたたかさと。
Bunkamuraで鑑賞。
ワンショット目のスカヨハのお尻のシーンからぐっと惹かれる。
日本の(定型化された)おもてなしがとても、皮肉めいて描かれており、とてもとても面白い。
対比して描かれる、ボブとシャーロットのアメリカンジョークがなんともオシャレでこちらも面白い。
スターであるボブに対して、妻のようにぞんざいにでもなく、日本人のように丁重にでもなく、尊敬をもってフランクに接してくれる、シャーロットとその仲間に心が打ち解けていく。
日本という異質であり、(外国人からしたら)不思議な世界の中でそれにきづいていく。
京都のショットはひたすらオシャレだし、病院でのおばちゃんとのやりとりもサイコーだ。
最後はしっかりあたたかくしめる。
二十年前に、思いを馳せながら、素敵な作品を観ることができた。
18才
ソフィア・コッポラ監督の代表作と聞いていたし、色んな雑誌の映画特集でも取り上げられていることが多い本作。
ビル・マーレイの作品を観ている人からしたら、本作での細かい演技に、吹いて笑ってしまうと思う。
スルメのような噛めば噛むほど感じ。
スカーレット・ヨハンソンの落ち着いた演技も良い。
あと、めちゃくちゃ可愛い。
彼女の一番ベストの時じゃないかな、ローマンホリデイにおけるオードリー・ヘップバーンのような。
役の設定上はイェール大学を卒業して間もないとなっているが、後からチェックしてみたらこの時の実年齢18才ということを知り、びっくり!
またカラオケのシーンが印象的だが、スカーレット・ヨハンソンが歌うBrass in Pocket, ビル・マーレイが歌うエルビス・コステロやロキシーミュージックなんかの選曲のセンスも、さすが。
2人の感情の交わり具合を機微に描いたココのカラオケシーンは、作品の最大の見どころだと思う。
スクランブル交差点、新宿の靖国通りのネオン看板、新宿西口の雑踏など、見覚えのあるシーンがたくさん出てきて、観ていてうれしくなってしまう。
エッチなシーンも出てきそうな雰囲気だが、全く出てこないのも潔い。
パークハイアット、サントリー響とコマーシャルもしっかり入れ込んでいるのは、プロデューサーの手腕ですかね。
今じゃ欧米人にとっては日本の代名詞となってるし。
映画館で大きなスクリーンと良い音響の会場で観れて良かった。
女性ウケが良いとは思うが、男の自分からしても幸せな気分になる。
20240103 ル・シネマ渋谷宮下
東京ストーリー
今の観光客が求めている「東京」の原点なのかな。ウイスキーも高くなったしね。
避けようのない孤独と少しの安らぎがよく描かれている。2人の心が少しずつ通い合っていく過程も丁寧。
エドワードヤンの台北ストーリーみたいね。東京のホテルが出てくるのはヤンヤン夏の思い出か。
東京の夜遊び。HIROMIXや藤原ヒロシなんかもいて、私には近くて遠い世界だったなあ。
やる気なくてもCMで200万ドルももらえたらうらやまし。東京の西洋コンプレックスを批評的に捉えていたと思うし、私たちにとっての東京の発見にもなったんじゃないかな。
パークハイアットはもうちょっと設備が古くなってきたけどなかなか良いホテルにみえる。新宿という地も、ちょっと孤立した立地も映画に合っている。ホテルはだいぶ得したんじゃないかな。
スカーレットヨハンソンは声がいいんだね。
これ、日本語わからないでみたらもっと面白いんだろうなあ。
何時間でも観続けられる稀有な映画
ココが変だよ日本人の劇場版。
めっちゃ笑った。
でも最後は……
駆け引きぢゃないけど、そーゆー時のドキドキとかその後のニヤニヤとか絶対幾つになっても変わらないんぢゃないかと思う。
しっかりキュッと〆てくれてよかったー。
とても好きな映画になりました💜
SUNTORY TIME🥃
ドキュメンタリーのよう!"東京"の中で過ごすアメリカ人
東京、新宿、渋谷、こんな感じなんや
そう言われてみれば
映画館を出てからの渋谷パルコの周辺の
景色は、そのままでした
で、そんな東京で退屈に、ストレス満載で
時間を過ごす2人
家庭、仕事、恋人、家族、ホテル、バー
もう、いたるところが、ストレスばかり
これが、日常ということなんだね!
では、ストレスレスは?
の答えは、映画では答えてくれませんでした
ソフィア・コッポラ監督の視点が
素敵でした
あ、そうそう
CM撮影シーンに、眞木準さん(コピーライター)が、ぽろっと出てましたね(笑)
「ハッピーエンド」がかかるとは!
👍
誰のアイデアでしょうか?
雰囲気映画
(外国人から見ると)東京ってこんな感じ、日本ってこんな感じ…
結婚って、(離れてみると)こんな感じ…
色々きりとって、うまくつなげたなぁと思いました。20年近く前の作品ですが、古さは感じませんでした、
lost in translationって...
ソフィア・コッポラ監督が主演のスカーレット・ヨハンソンに自分を投影させてTOKYO、日本にきて感じたことをそのまま綴ったドキュメンタリー的作品、といったところだと思います。彼女の気だるい外国人の視点、女性の視点でTOKYOの滑稽なポップカルチャーや男性社会、エンタメ業界のアホらしさを皮肉っています。時折出てくる誇大化された日本人像。ユーモアのつもりかも知れないけれど日本人の私には苦笑いが精いっぱい。思わず「切り取るところ間違てるやろっ」とつっこみたくなる部分もチラホラ。原題からしてこばかにしてますよね、lost in translationって...いずれにせよFFコッポラの娘だからこそ成立した映画と言って差し支えないと思います。そんな感じで、いろいろ背景想像しながら観ると結構楽しめたりします。
言葉はいらない….?
「言葉はいらない」と言う表現がありますが、人間の最も手軽かつ深いコミュニケーションをとる方法は「言葉」なのだと感じさせられた。
20年前の作品で携帯電話はあるがスマートフォンやSNSは無い。今異国に居てもスマートフォンで情報を調べ、SNSで地元の友達とも気軽にやりとりが出来る。
今ではもう感じることの出来ない「寂しさ」の形を見事に描いています。
客に料理させるしゃぶしゃぶ
男(ビル・マーレイ)はハリウッドスターで、日本の洋酒CMを撮るために来日、女(スカーレット・ヨハンソン)はカメラマンの夫の仕事に同行して来日した。
同じホテルに泊まっている二人は、なかなか寝付けず、ひょんなことから夜の東京を彷徨うことに。
日本のポップカルチャーを面白がり、敬意を払いながら日本の独特な文化を切り取っている。
コッポラ・ファミリーの作品で、脚本はアカデミー賞を獲っている。
東京を舞台に旅先での淡い恋愛
星の殆どはスカーレット・ヨハンソンのかわいさ。
あとはアメリカ人から見ると日本は
こうも異国なのかという
新鮮さ。
この2点。
それ以外はそれほど面白さもあまり感じませんでした。
言葉も通じなくて特に興味もなくやってきた日本。
それはたしかに違和感や孤独に襲われても仕方がない。
夫や仕事相手は気持ちをほぼ理解してくれてないし。
そこで似たような状況の相手に会ったら
共感そりゃあしちゃいますよね。
でもまあそれだけで。
他は海外から見れば不思議だったり
理解不能だったりエキゾチックだったりの
観光映像とも思える。
人間同士の分かり合えない感じを
東京の不可解さに重ねて表現したってとこでしょうか。
ラストの囁きはなんだったのかな?
2023年に映画館で鑑賞。公開時は田舎にいたので観られず、その後レンタルとかしてまで見ようとはしてなくて。
字幕翻訳は松浦美奈さま。ヴァージンスーサイズに続いて。
ほぼ20年前だからビル・マーレイの若いこと!スカヨハはもちろんのこと、中高年男性の50代と70代って、当然ながらこんなに違うんや…という。
2004年って、わたしもまだ22才だからさ。
東京の夜景が、きっと2023年とは違うんだろうけど、はたちごろの私が憧れた“かっこよくておしゃれなTOKYO”に近かった。ソフィアコッポラが異国として味わったイメージと、地方の女の子が憧れたイメージが近いって、なんなんだろうか。異国くらい遠く感じてたのかな。
ダイアモンドユカイ演じるCMの監督のセリフを、ほぼ無視した翻訳が酷いなぁって思った。そこがミソなんだろうけど。監督がわめいてることと、二流感のある通訳者のいうことの差を、意味がわからんまま感じる違和感みたいなものが、多分テーマだもんね。
すっごくおもしろかったかというと、そうでもないんだけど、テーマ的なものを、直接的な言葉ではなく、会話でもなく、状況の描写の中から浮かび上がらせるのが上手なんだなぁっておもった。
ラストの雑踏の中で、ビル・マーレイがスカヨハに囁いたのはなんだったのかなぁ。
中年男性の空疎を微笑みと敬意で埋めてくれる
やや落ちぶれたハリウッドスターがCM撮影のためトーキョーに滞在する。彼が宿泊するホテルで、夫の仕事について来たけど放っておかれてしまう、同じアメリカ人の若妻と出会う。
ソフィア・コッポラはいい。いいです。本作も素晴らしい出来。言語化困難な塊を実に見事に描いている。
本作を「外国人から見た東京」とかいう解釈をすると本質から相当ずれる。舞台は別にソウルでも上海でも良かった。アメリカ人が異化を感じるところであればどこでも。ソフィア・コッポラが日本に住んだことがあるということだけですよ、そんなん。
男はいつだって、心に抱える空疎感を持て余している。女のように、新居のカーペットを選ぶという実利的な選択で埋めることができないから。
仕事や家庭や伴侶に不満があるわけではない。燃え上がるような恋や気持ちのいいセックスをしたいわけでもない。ただ、ため息をつきながら、かさぶたのように、徐々に何となく埋めていく方法しか知らないだけなのだ。
異化にはもってこいの極東の旅先で、それは強意される。スカーレット・ヨハンソンが哲学科出身の若妻というのも気が利いてる。
自分が勝手に投影しているだけかもしれないが、ソフィア・コッポラは、中年男性のわびさびを表現するのが実に巧い。単に描くだけでなく、そこに微笑みと敬意の両方を込めてくれる。よく分からないけど、ありがとうございます、と言いたくなる(笑)。
異国の地で男女の交流
異国の地での疎外感、パートナーとのすれ違いが二人の男女を惹かれ合わす。
異国の地だからこそのクスッと笑えるシーンが多くて良かった。
日本にスカーレットヨハンソンが来ていたんだという衝撃。絵になるな〜
うーんな作品
高評価が多いから作品を理解する力が私にはなかったのだと思いますが、私には退屈な作品でした
最初からラストまで淡々としてて盛り上がりがわからなかったです
来たいわけでもなく来てしまった日本に馴染めず、という2人がたまたま出会って、2人が惹かれ合う理由もよくわかりませんでした
ビル・マーレイの仕事相手、ゲームセンターの若者達、生け花の先生の曖昧さ、不自然さを感じさせる日本の描写はなぜかわかりました
スカーレット・ヨハンソンの可愛さ、異国の地での孤独感、良かったと思います
おもしろい視点
観ていてテンションがあがらない映画だったけれど、ユニークな視点がおもしろかったかな。
日本の描写は、いまいちだけれど、もともとこの二人は日本を楽しもうという動機はないまま訪れているのだから仕方がない。むしろ、せわしく多様で雑多なものが氾濫している都会では取り残された気分になるのは無理もないかと。
二人の取り合わせは面白い。
年齢も離れ、携わってきたことも異なり、特に共通点もない、おまけにそれぞれ既婚者。でも、お互いを同類だと、くんくんと嗅覚で嗅ぎ分けた。
二人が結ばれなかったことは正直物足りない。
でも、プラス志向ではない者同士が結ばれても、どうせいいことにはならない。それを二人は直感的に理解していたのだ、と思いたい。これでよかった。ふたりが距離を保ったところに、作品の底力というかプラス志向を感じる。
時には踏みとどまることって大切なのだろう。
カラオケ大好き!
2022年5月4日
映画 #ロスト・イン・トランスレーション (2003年)鑑賞
タイトルが、「翻訳することにより失われるものがある」的な意味で、文化、言語、ビジネス、夫婦間の喪失とか溝とかをテーマにしてます
外国の人には日本は異質に見えるんだろうな
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