劇場公開日 2001年1月20日

「演出する死のシュチュエーション」ファイナル・デスティネーション h@yatoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5演出する死のシュチュエーション

2010年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

この作品の基本的な特徴として,目に見えない死の連鎖と,死ぬことが最初から運命として定められているため,死なないで!などの鑑賞者の気持ちが届くことはなく,次はどのように死ぬんだろうと,ある意味,死に対しての潔さを味わえる。
 そして,クリーチャーや超常現象,アンデット,宇宙人などの実体のない敵が襲ってくるわけですから,それといって攻略法もなく,運命という日常にある死の恐怖が表現されています。
つまり,身近にある物が突然凶器となる怖さを,演出的ではあるが擬似体験できる,新しいホラージャンルです。

また,このファイナルデスティネーションと直接的な続編であるデットコースターは,ストーリーが何となく組み立てられています。それ以降の作品は,死の演出にこだわるあまり,ストーリーは意識しなくていいと思います。

ハラハラ感のジェットコースター。

h@yato