アイ,ロボット : 新作映画評論

現在の掲載作品数23666

アイ,ロボット

劇場公開日 2004年9月18日
RATE
RATE B
アイ,ロボットのレビューを書く
見たい度
NO RATE
見たい度を投票
クリップ数
アイ,ロボットをクリップ
  • アイ,ロボットの作品情報
  • アイ,ロボットの注目特集
  • アイ,ロボットの映画評論
  • アイ,ロボットの予告動画
  • アイ,ロボットのフォトギャラリー
  • アイ,ロボットのDVD
  • アイ,ロボットの映画レビュー
  • アイ,ロボットのグッズ
  • アイ,ロボットの知恵袋
  • アイ,ロボットのつぶやき

アイ,ロボット 9月18日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

アイ,ロボット

9月18日より、日劇1ほか全国東宝系にてロードショー

思慮深く描かれた近未来の「闇」

画像(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX

テーマがマシンの叛乱と聞けば、何をいまさらと敬遠し、結末をうやむやにされた仮想現実の悪夢(※1)も記憶に新しい。それでも、健気なアイボやアシモが思春期に達すれば、ヤバイ存在にもなりうるかもと考えさせ、社会に感情をもつロボットが投入されることで、改めて人間性って?と問いかける。W・スミスが場違いなくどい演技でデッカード(※2)になり損ねたのが玉に瑕ではあるけれど、アクション馬鹿の存在を補って余りあるほど、脚本はよく練られ、思慮深い娯楽大作に仕上がった。

この映画の肝は、主役を完全に食うロボット、サニーの存在感と表情。アイデンティティをめぐって困惑し、怒り、悲しみ、そして夢を見て、人類の命運を握ることにもなる合成樹脂製マシンの異分子。実写の人間と共演したCGIキャラとしては、ゴラム(※3)を凌いだ。彼が涙を誘うまでの“演技”をみせたからこそ、古典的なテーマにもう一度、切迫感を与えられたのだ。今後SF映画の中のロボットは、サニーを基点にバージョン・アップを図る使命を帯びるだろう。暗黒世界(※4)をスタイリッシュに描くことにかけて先駆者だったA・プロヤスが、半透明な白い軍団で画面を埋め尽くし、近未来の「闇」を描きだすことに成功した。

(※1)「マトリックス」3部作

(※2)「ブレードランナー」のH・フォードの役名

(※3)「ロード・オブ・ザ・リング」の陰の主役

(※4)「クロウ/飛翔伝説」「ダークシティ」

(清水節)

ブックマーク: Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに追加する livedoorクリップに登録する Buzzurlにブックマークする newsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX

- PR -

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...