劇場公開日 1992年7月18日

「紅の豚とアドリア海の真珠」紅の豚 星織音(ホシ オリオン)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0紅の豚とアドリア海の真珠

2013年9月7日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

まず、印象的な名セリフが登場します。
“飛べない豚は、ただの豚だ。”と、“豚は、飛んでも豚だ。”です。

魔法をかけられ、豚になった人の話でした。

最後に人間に戻ったみたいだけど、それでエンディングになって、人間になった姿を映してなくて残念でした。

エンディングの画面に出ていたのかも知れませんが、豚の姿でずっといたので、どの人か解りません。

映画のラストが物足りなかったです。

それと、この映画の舞台がよく解りません。

最初、イタリアかと思っていたら、違うようだったし、やたら“アドリア海の〜”と言うシーンが多かったので、インターネットで調べたら、『アドリア海の真珠』と呼ばれる都市が、クロアチアにある事が解りました。

普通の日本人には、イタリアとかクロアチアとかの地理が解りづらいので、最初の導入部分で、地理の説明をしてもらえるとありがたいです。

最初は、空賊(空の海賊)や豚の賞金稼ぎなど架空の国の物語のような感じがしたんですが、途中からイタリアのミラノに行き、飛行艇を修理した所から、イタリア空軍や大恐慌やファシストなどが表れて、実在の都市が舞台だと解りました。

それと、最初から、豚で登場させなくて、人間から豚に変わり、また人間に戻る話の組み立て方の方が良かったと思います。

豚の恋も、アメリカ人のカーチスが言ったように、幼なじみの女性と設計士の少女が表れて、ブレブレです。

最後に、豚にキスをして魔法を解くのは、幼なじみの婦人にして欲しかったです。

星織音(ホシ オリオン)