劇場公開日 2004年6月5日

「エメリッヒが自然の驚異に立ち向かうw」デイ・アフター・トゥモロー Kadwaky悠さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エメリッヒが自然の驚異に立ち向かうw

2010年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

エメリッヒの映画は、インデペンデンスにしろ、ゴジラにしろ、
総合的に好きな方なんだけど、今回のデイアフタートゥモローはちょいと違ってました。

なぜなら日本に大寒波が来る前日に見ちまったんで、そのリアルさは相当でした。
映画見てリアルに怖くなったってのは久々で、
それだけリアルにできてたってことなんでしょう。

ストーリー展開はこれまでの形とあまり変わんないんですが、
今回は相手が自然、それも氷河期をもたらす大寒波ときたから、
対抗手段ないんで、とにかく外に出ず暖を取れ、
という古気象学の権威のジャック・パパの仰せをちゃんと守って、
天才少年サム君が愛する彼女も守って、公立図書館で一生懸命暖を取る、ってストーリー。

そういう意味でこれまでのように、
宇宙人や怪獣に戦いを挑んできたストーリーとは違って淡々と展開するのです。

しかしながら、ニューヨークに襲ってきた津波やその後に唐突に(でも伏線だったけど)
図書館まで流れてくる大型タンカーのあたりは、スマトラ沖地震の脅威を彷彿とさせます。

とにかくリアルな映画でした。

見た時期もリアルさをましてしまった。ホント怖い世の中です。
ただ、唯一笑えるのは東京都千代田区の風景、
もろプレードランナーに出てくるうどん屋のシーンで、
ありえねえアジアンな日本が描かれてました

Kadwaky悠