ナショナル・シアター・ライブ「ディア・イングランド」

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ナショナル・シアター・ライブ「ディア・イングランド」

解説

イギリスの国立劇場ロイヤル・ナショナル・シアターが厳選した名舞台を映像化して映画館のスクリーンで上映する「ナショナル・シアター・ライブ」の1作。イギリスを代表する劇作家ジェームズ・グレアムの戯曲をもとに、サッカーのイングランド代表チームを描いた舞台劇「ディア・イングランド」を収録。

かつて世界にサッカーを広めたイングランドだったが、近年の代表チームは低迷が続いており手痛い敗戦を繰り返していた。2016年に代表監督に就任したガレス・サウスゲートは、チームを勝利へと導くため長年の課題と向き合うことを決意する。

「ジュディ 虹の彼方に」のルパート・グールド監督が演出を手がけ、「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズがサウスゲート役で主演を務めた。

2024年製作/160分/G/イギリス
原題:National Theatre Live: Dear England
配給:カルチャヴィル
劇場公開日:2024年3月22日

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NTLive「ディア・イングランド」(C)Marc Brenner

映画レビュー

4.0 実力者を擁しながら低迷するイングランド代表チームの監督に任命され...

2024年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 実力者を擁しながら低迷するイングランド代表チームの監督に任命されたのは、かつて大舞台でPKに失敗した過去を持つ男だった…。チームを刷新するにあたってまず女性心理学者を加入させ、チームワークとマインドセットに取り組むあたり、「おおきく振りかぶって」を彷彿とさせる。本物のサッカー選手さながらに鍛えられた役者たちの肉体美と躍動感も見所。スポーツにほとんど関心がない自分でも十分楽しめたが、サッカーというスポーツが(特にヨーロッパで)いかに政治や国家と密接に結びついているか…そこが体感できないとなかなか理解しにくい部分もある。

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sugsyu

4.0続きに期待!

2024年3月24日
Androidアプリから投稿

イングランド代表のサウスゲート監督就任から、カタールワールドカップまでの話し。
サウスゲートは今も監督だし、出てくる選手も普通に現役バリバリやったりするのが凄い。
今も普通に試合観てる選手の、オーバーなモノマネと、一生懸命似せてる容姿がかなり面白い。
でも、サウスゲート監督は、見た目もめちゃくちゃ似てる!

試合の結果など、ネタバレと言えばネタバレですが、最近の事実なので触れています。

ストーリーは、サウスゲート監督が如何にして、イングランド代表を立て直すかという所がメインですが、ブレグジット、黒人差別、コロナなど、近年の様々な問題にも触れています。
記憶にも新しい、黒人差別反対の試合開始前の片膝を付く抗議運動や、カタールワールドカップの時のハリー・ケインのレインボーのキャプテンマークのエピソードなどもあり、スポーツと政治の関わりや、スポーツ選手が政治的なことを発信する意味なども、改めて考えさせられました。

今までPKで1回も勝てたことが無かった(知らなかった!)イングランド代表に、心理学者をスタッフに迎え、勝つためのマインドを育てていくというのが舞台でのストーリーです。
そして、実際にロシアワールドカップで初めてPKで勝利しますが、その後はここぞという時にPKで負けてしまうイングランド。
この事実が、作り物では無い本当のストーリーで、上手く行かないなぁと思うのですが、ワールドカップでイングランドがPK失敗で負けた後、この後の事はこれはこれからすぐに観ることが出来る試合、そこに物語が続いていくことに、凄く感動しました。

舞台の続きの話しを、これからリアルで追っかけることが出来るという、ドキュメンタリーでも無いのになんとも不思議な舞台です。

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きのこ
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