劇場公開日 2024年4月19日

「呪の本質は本人。かけられる側にある。」陰陽師0 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5呪の本質は本人。かけられる側にある。

2024年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

山崎賢人、なんでもできるな。男前なのに嫌味がない。
それに味を添える、染谷将太のスパイス。いいバディだ。
事実と真実。欲と恨みの炎。人は、感情の生き物ゆえに本当のことを見誤る。見たいものしか見ずに、見えるものを見落とし、見えないものに翻弄される。
映像も華やか。むしろ、華やか過ぎるとも思う。装束やセットもどこか中国を思わせるものがあった。
そして「おまえいい男だな。」っていわれりゃ、位が上の男でもコロッとこのツンデレにやられてしまうわけだよ。『光る君へ』のユースケ・サンタマリアとはキャラの異なる色気。

栗太郎