終点、お化け煙突まえ。

解説

長編「ブルー・ウインド・ブローズ」がベルリン国際映画祭、「わたくしどもは。」が東京国際映画祭で上映されるなど国内外で注目を集める富名哲也監督が、2013年に発表した短編映画。かつて東京・足立区の北千住にあった火力発電所の4本の煙突、通称「お化け煙突」をモチーフに、女子高生とバス運転手の不思議な恋の物語を描いた。

高校の卒業式の帰り道、ミドリはいつものようにバス停へと向かう。ひそかに思いを寄せているバスの運転手との時間も、その日が最後となる。そして、ミドリを乗せたバスが走り出すが……。

主演は、後に「ケイコ　目を澄ませて」で日本アカデミー賞の最優秀女優賞を受賞する岸井ゆきの。バスの運転手役に川口覚、謎めいた乗客役に玄理。2023年11月に「ブルー・ウインド・ブローズ」と併映で劇場公開。

2013年製作／17分／G／日本
配給：テツヤトミナフィルム
劇場公開日：2023年11月10日