宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきましたのレビュー・感想・評価
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秀逸なコメディー
いやぁ、笑った笑った!
北と南の緊張感をパロディとして
扱えるのは当事国だからなのでしょうか?
若干の社会的・政治的な願いがうすーーく
配合されていると思いますが、これはあくまで
エンタメ・コメディです。
笑い飛ばしましょう。
物語全体でフリとオチがしっかりしていて、
笑いとして回収されているのはうまかったです。
さらに、笑いはどんどん畳みかけてくるので
クライマックスとかは声出して笑ってしまいました。
とにもかくにも、面白いです!
映画で笑いたいならばすぐに観ましょう。
オバカ
31本目。
2本続けての韓国映画。
本当は、マダムウェブを観ようと思ったけど、席がねと。
新宿で観るから、それは覚悟の上だったけど、この作品がタイミング良く観れたのはラッキー。
で、どんな展開かと思ったら、オバカ映画。
規律の厳しい所で、一生懸命バカしてるこら、余計に面白い。
気持ち良く笑える一本
たまたま最寄りの映画館で公開されていて、フォローしている方々の評価も高いので、鑑賞することにした作品。
期待通り、本当に気持ち良く笑える一本だった。
基本的にファンタジーでありながら、人の欲や感情といった部分はリアルに描かれているので、ツッコミを入れたり、バカバカしさに大笑いしたりしながら、ドキドキ、ハラハラ、ちょっぴりジーンも味わえた。
一方的に北朝鮮側をバカにするような描き方は一切なく、女性兵士へのセクハラの返しも痛快で、観ていて清々しい所が現代っぽいなと感じた。
北と南の兵士が、こんなに親しく友情を交わせる場所なんて、実際にはないのだろうけれど、あんな場所が存在していたらいいなと、観ていて思った。
まあ、こういう考えは「お花畑」なのかもしれない。
でも、途中、北と南のこれまでの対立と融和を求めた歴史とを彷彿とさせるような場面が風刺的に出てくるのを観て、案外、どちらの国民も、本音では妥協点を見つけて統一を図りたいと思っているのでは?と思った。
とにかく、さまざまな場面で、「これはコメディで、ファンタジーだよ」と、全力でアピールしている感じも好み。
打ち上げ花火のような、地雷の爆破で空を飛ぶ保衛指導員は、アンパンチで飛ばされたバイキンマンのようだったし。
しっかりと作り込まれた良きコメディでした。
作品としての志が素晴らしいと思う
全編もうコント。ばっちりコント。
でもやっぱり根底にはシリアスな願いが込められていて。素敵な映画ですよ。クソお馬鹿だけど。
グッと人間に寄るところと、一歩引いたクールな感じの笑いがよきですなー。ドラマもコメディも、メリハリの付け方が上手。さすが。
笑いをがっついてとりにこない感じが、邦画コメディより洗練されていて。好感しかない。演出もちゃんとわかりやすいし、フリもしっかりしてて。
かの名作『JSA』をもっと庶民的に。もっと軽快に。
韓国の人たちにとっては結構シリアスなテーマだと思うんですけど、あったかい笑いで作品に仕上げるのはいいですよね。
変に政治批判に繋げないのも、とても好きです。
クソお馬鹿だけど。
爆笑しながら、そうだよなと思う
宝くじが
意志をもってとんでいく
始まりのシーンから
好きな感じの映画と思いながら鑑賞。
ツボにハマって
笑いっぱなしでした。
同じ民族どうし
本当はいつでも会えるようになりたいし
仲良く生きていきたいんだろうなと
胸の内を考えさせられました。
見る気ゼロだったのに見たらめちゃくちゃ面白かったシリーズ最新作(笑)
クスクスクスクス 大爆笑 クスクス爆笑クスクスクスクス大爆笑 クスクス爆笑クスクスクスクス大爆笑クスクスクス大爆笑が最初から最後まで無限に続くとか自分はコメディ作品そんなに好んで見ないので自分コメディランキングだとこんなに終始笑い続けたのは初めてなので笑い過ぎて体力が異常に消耗する事態になっちまいました笑笑笑笑
凄いと思ったのが字幕を松尾スズキが監修してるんだけど言葉のセンスが良くて字幕を読んで笑えるシーンが多くて字幕の文字の選び方で面白さを倍増させてるよな!ってのを体感できて凄いとマジで思ってしまいました!!!!!
あと宝クジの不時着は予告で全く見る気にならなくてタイトルで更に見る気が失せていたのですが口コミの良さとYouTubeでお勧めしてる人が多くて重い腰を上げて見たら死ぬくらい笑いまくった次第です笑
しかし北と南が舞台の作品てシュリとかJSAとかモガディシュとかビヨンドユートピアとか面白いのが多いですねえ。
あと下品では無い下ネタやKPOPネタや北と南の取り分が最初から北の人たちは低い割合で考えていたのに・・・とか笑いのセンスが良いのと韓国ならではの演技が上手いしいい顔の人ばかり選んでるから顔芸だけで爆笑させるのも多数あったし 波長が合わなくて一切笑えなかったってなりずらい作品なので人にお勧めできるのが良いですね!(大怪獣のあとしまつみたいに全部のギャグシーンが完璧に一切笑えない奇跡の映画だったのである意味真逆だなあとか思って宝クジの不時着みてましたよ笑笑笑笑)
多幸感のある良質なコメディでした。
南北の緊張が背景のほのぼの系コメディー
ブラック・ユーモアかと思ったら、ほのぼの系コメディーだった。
高額当選した宝くじが南北の軍事国境線を越えたら、ってよくまあこんなアイデア思いついたもんです。
このシチュエーションなら、面白くないわけないじゃん。
「JSA」コメディー版という感じ。
南北事情に疎いけど「ありえないでしょ」くらいはわかる。
特に「ビヨンド・ユートピア」をみたばかりなので北朝鮮側があんなに牧歌的なわけない、と思いながらも、まあ映画だし、と楽しく観ました。
登場人物ひとりひとりキャラが立っている。
誰が誰かすぐ分かるので話がわかりやすかった。
パク・チョヌのコ・ギョンピョさん、ガタイが良くて大谷翔平くんに似ていると思った。
南北の緊張を背景に、エピソードが目まぐるしく詰め込まれており、どうなるんだろう、とハラハラドキドキの連続だが、ほんわか丸く収まってめでたしめでたし。
伏線貼りまくりできっちり回収する脚本が上手い。
可憐な子豚ちゃんママ(だよね)があんなに獰猛なイノシシだったとは!
統一すればまた会えるさ。
キメせりふにほろっとしました。
現実もこんな風ならいいのに、と思いました。
でも、北朝鮮側の人達、巨額のドルを持っていて当局に疑われないですかね
初韓国コメディ
約60席のスクリーンがほぼ満席になっていました。韓国のコメディ作品は初めて鑑賞しました。終始笑いが起きてました。
韓流ファンではないので小ネタを理解できないせいか、他のお客さんほど爆笑とまではいきませんが面白かったです。
【一等宝くじに翻弄される軍事境界線で警備に当たる南北朝鮮軍の人々の姿に脳内爆笑した作品。南北朝鮮軍の人達が”いつか、統一を!。そしてその時再び会おう!”と言って別れるラストも良き作品である。】
■ソウルの居酒屋で捨てられた宝くじは、風に乗って軍事境界線へ飛ぶ。それを拾ったチョヌ(コ・ギョンビョ)は一等の宝くじである事に喜ぶが、まるで命があるようにその宝くじは再び風に乗り北朝鮮兵士ヨンホ(イ・イギョン)の元へ。
二人は非武装地帯で落ち合い、所有権を主張するが現金化するには互いの協力が必要になる事が判り、上官や仲間を巻き込んでの共同作戦が始まる。
そして、チョヌとヨンホが人質として、夫々、相手の国に行く事になる。
◆感想
・ここまで面白い韓国映画は久しぶりだが、登場するキャラクターが魅力的な事と、設定と演出の妙であろう。
・それまで、放送でやり合っていたチョヌと北朝鮮のヨンホの妹のヨニ(パク・セワン)が、いつの間にか良い仲になっていたり。クスクス。
・マンチョル(クァク・ドンヨン)が換金するためにソウルへ行くも上司のウンピョ(ウム・ムンソク)から”財布なんかに当たりくじを入れたら駄目だ!”と言われパンツの前部にポケットをつけた変なパンツの中に当たりくじを持ってウロウロするシーンは脳内爆笑である。
ー 明らかに挙動不審の彼は、股間の宝くじが気になるのか、地下鉄の中でモゾモゾと弄っているが、それを女性にスマホで撮られSNSで拡散していく”変態兵士”の姿。
それを見たウンピョが、激怒するシーンも可笑しい。そもそも、あんたがアンナパンツを穿かせるからだろう!-
・一方、北朝鮮に送られたチョヌは、食料不足解決のために、飼育している多くの動物たちにリラックスさせる仕掛けをし、大成功。だが、チョヌはその功績により平壌に送られそうになるが・・。
ー それを、いち早く察知したヨニの行動ナイスである。ー
・ヨンホも韓国軍に入り、物凄い食欲を発揮したり、地雷を踏んだ同僚を助けたり。
ー で、お偉いさんが激励に来て、”出身は?””(北朝鮮の都市を言おうとして、)慌ててハンブルグ!と答えるシーン。お偉いさんからドイツ語で決意を!と言われ、序盤に描かれる彼が好きで100回は観ているドイツ映画の台詞を言いながら、それを”適切な”韓国語に訳すウンピョの姿に、再び脳内大爆笑である。-
<今作は、奇想天外な設定乍ら、朝鮮民族が腹の底では願っている(と思いたい。)南北統一の夢を、軍事境界線で警備に当たる南北朝鮮軍の人達が”いつか、統一を!。そしてその時再び会おう!”と言って別れるラストも良き作品である。>
<2024年2月3日 刈谷日劇にて鑑賞>
年末に鑑賞していてレビューするのを忘れていた^^; 街で捨てられた...
年末に鑑賞していてレビューするのを忘れていた^^;
街で捨てられた宝くじ(ロト)が風に乗って南北軍事境界線付近の韓国人兵士のもとにやってくる。彼が主人公だ。パク・チョヌ兵長という。
兵舎のテレビで宝くじの当選番号の発表される。パクは拾った宝くじが当選したので気絶してしまった。
それからパクは笑顔が止まらない(笑)
しかしパクは宝くじを失ってしまう。宝くじは軍事境界線を超えてしまう。パクは夜中に軍事境界線を超えて地雷原を素通りして進んでいく。(笑)
しかし宝くじは北朝鮮の兵士に拾われてしまった。
パクの深夜の行動がおかしいのでパクの上司は話を聞く。やがて韓国人3人と北朝鮮の3人が宝くじを巡って対立をする。
北朝鮮からすると宝くじを換金しないとただの紙くずだし、韓国人からすると宝くじを返してもらわないとお金が手に入らない。
そこで宝くじを北朝鮮が返す条件として、確実にお金が受け取れるまで、パクと北朝鮮のリ・ヨンホを入れ替えることになった。
北朝鮮に行ったパクは村で家畜の繁殖に成功してしまう(笑)それが評価され、パクは平壌に推薦されてしまう。
一方で韓国人のキムは宝くじの換金を任された。道中、宝くじを失くさないようにパンツにしまった宝くじをこまめに確認していたところ、変態だと思われてSNSで拡散される。
宝くじは換金できたものの、、、
北朝鮮の兵士が韓国のアイドルのダンスを踊るシーンが印象的でしたね
まさかあいつが最後に全部持っていくとは
韓国でしか作れない、南北問題をベースにしたシチュエーション軍隊コメディ。
冒頭の牛乳ソムリエシーンから、休戦ラインをはさんでの双方の拡声器でのDisりあいや、人文字サイン、セクハラ上官への反撃、くじの換金に向かうがなぜか変態扱いされての逃走劇、などなど抱腹絶倒の笑いが頭から尻尾の先まで詰まった傑作。
南北兵士が会談するJSA(共同給水区域)って、てっきりあの映画をもじった架空の場所かと思ったら実在するそうです。
それにしても最後の最後にあいつが全部かっさらっていくとは斜め上のオチ、まさか前半のあのシーンが伏線とは思いもよりませんでした。
笑えるんだけどそんなわけないよね
2024年劇場鑑賞24本目。
韓国の一等の宝くじが北朝鮮にとんでいって、拾っても換金出来ない北側と欲張られて手放す気配がなく困る南の兵士が話し合うというコメディ。
コメディとしてはかなり面白く、自分も周りの人も声出して笑っちゃうレベルなのですが、北朝鮮の人があんなに融通きくわけないし、第一大金急に手に入れて使ったら絶対スパイの報酬と言われて財産没収の上処刑だと思います。
映画館でめっちゃ笑った
ただパロディだと思って舐めすぎてた。めっちゃ笑った。
駆け引きのところが、面白い。
Brave girlsの rollin が流れた時が一番笑った。
韓国の兵役では、韓国の女性アイドルが各軍隊に赴き、応援するためライブするという営業がある。彼女たちは、いろいろな場所で営業して苦労が絶えないグループだったため、解散を発表。解散を阻止するため、軍人たちが再度この曲を話題にさせ、解散を阻止することができた。もともと軍人間で有名だった曲だったが、再度世間で話題になった。それを知ってると余計に向こうでも流行ってたんだと思えて笑えた。
どの国でも人の本性は変わらない
💸あらすじ
境界線で働く南のパクチョヌが勤務中に宝くじを拾い、1等であることを知る。しかし、勤務中に風で境界線に飛んで行ってしまう。それを拾ったのは北のリヨンホであった。そしてパクチョヌが軍事境界でリヨンホと出会う。交渉を続けていくが、気づいたら北と南3人ずつに増えていた。そして、北と南1人ずつ交換しながら、波乱万丈な任務となるコメディです。
💸考察
・北と南の違いをうまく書いてあり、しかし統一されてもお互い活躍できることをしっかり書いてある。
・境界線で働く彼らだからこそ知れる北と南の真実。メディアの嘘ではなく、本当の真実を。
・母イノシシのシーンは良かったが、なぜ子どもイノシシ見つかったのに、お金を入れた袋はどこに行ったんだろうか。
・しかし、分け合ってみんな満足しているところもいい。お金よりもこの不思議な1週間が思い出になったであろう。
・宝くじの可能性のエンディングでもいいですが、その後お金を使うシーンがあるとよりほっこりになると思いました。
世界平和が実現したら
あ"あ"あ"く"や"し"い"
予告の段階では「なんなのこの映画。絶対おもんないでしょ」と馬鹿にしてたのに、なんなのこの映画。めちゃくちゃ面白いじゃねぇか...!!!タイトルとポスターと予告でめちゃくちゃ損してる。去年の年末に見てたらベスト20入りしてたし、オススメしまくってたのに。パンフレットも買いそびれてしまったじゃん。面白いなら面白いって言ってよ!(?)
フリからのオチが完璧。芸人顔負けの構成。分かりやすくて、老若男女、誰だって楽しめる。伏線回収も見事で、最初から最後までずっとゲラゲラ笑っていられる。こんな完璧なコメディある?韓国映画と言えば、シリアスで重厚感のある「パラサイト」のような映画を思い浮かべるけど、こんな映画も作れたなんて知らなかった。最終日かつレイトショーなのに客足はかなり良かったから、自分が無知なだけかも。こういう映画が見たかったんだよ!
コメディ映画としても然ることながら、人間ドラマにおいてもほぼ満点に近い高品質。登場人物全員満遍なく活躍する場面が設けられており、キャラの質だって異様に高い。主人公がいない物語。主要メンバー7人みんなが主人公。群青劇としても文句なしの一品。韓国兵と北朝鮮兵の交換は劇場が笑いに包まれながらのスタートだったのに、いつのまにかハートフルな展開になっていって胸をつかまれる。この緩急が上手いんですわ...。
バカバカしさと強いメッセージ性の共存。これまでの韓国映画のイメージとは変わらず、予想だにしない見事な着地をしてくれる。ふざけた映画では終わらず、ちゃんと現代を生きる私たちに呼びかけてくれる。世界中の人々、みんなが笑って生きていけたら。ラブアンドピース。世界平和。まさか、この映画でこんなことを教わるなんて。ここまで胸が締め付けられるなんて。あーあ。これだから映画は辞められないね。
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