隣人X 疑惑の彼女のレビュー・感想・評価
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最初は取材めあて!でも実は。
Xという難民宇宙人の話ですが、人間模様を描いた作品です。おばあちゃんの施設の
お金を◯◯するために、Xとおもわれる女性にコンタクトをとっていくうちに打ち解けて恋愛感情が芽生えます。しかしながら週刊紙の偉いひとにXの全貌を取材してこいと一喝されます。仕方なくXとおもわれる女性に◯◯めあてでつきあい、ある人物にたどりつきます。一部女性観点でかたられる場面もありますが、主人公と彼女が主線になります。最後にどんでん返しがあるのでみのがさいように。
見ごたえのある作品なので是非劇場にてご覧ください。
沢山のメッセージが詰まってます
上映館が少ないので、あまり期待せずに鑑賞しましたが、結構良い感じでした。しかし、内容は、かなり支離滅裂で、印象に残るものはありませんでしたが、上野樹里さんの演技にどんどん吸い込まれていく不思議な感じの作品でした。
序盤からあまり
面白くないな、音楽の使い方臭うなと思ったが、ラスト近くの誰がX? がごちゃごちゃになったのは良かった。
上野樹里さん髪がキレイ、林遣都くんはどうやっても童顔、野村周平くんはこんな演技しか出来なくなったの?
映画的に、非常に残念な作品
率直に、面白かったです。でも、正直、映画としての質は、あまりによろしくない印象でした。画質は最低限のレベル、音は迫力ありましたが演出が雑な気が・・・役者の演出も、うまさは感じるけどもうちょっとナチュラルなものにできなかったものかなぁ、なんていう具合です。
出だし、あまりに酷い印象だったので、最後まで見ることができるか不安でした。でも、設定やコンセプトみたいなものは相当しっかりしている印象で、やはりこれは原作のレベルがかなり高いのだと感じました。雑だったけど結構面白い─なんか古い言葉で言うとVシネのような感じ?でも、内容がかなり濃密だったので、映画として残念に思えてしまいました。軽いノリで作ったような作品に見えましたが、そういう意図がなかったとしたらごめんなさい!というか、やっぱ残念。でも楽しめました。
確かに愛はある
「福田村事件」に対する、現代のアンサー映画。集団心理の恐怖という、同様のテーマを扱っているが、サスペンスとしてはイマイチだし、人間ドラマに関しても気になる点がいくつか。演出がどうも淡白で古臭い。面白いけど、なんだかスッキリしない終わり方でした。
本作、ベストアクターは酒向芳。
どんなに酷い映画でも、この人の演技だけは印象に残る。昨年の「それがいる森」の村長なんかもめちゃくちゃ良かった。今回の酒向芳はXを疑われる、上野樹里の父親役。何かに取り憑かれたように、重い過去を背負っているのが目に見えてわかる。泣き姿なんかは、とんでもなく胸が締め付けられる。愛があればそれでいい。社会の地位や名誉なんていらない。綺麗事のように思えるその文言を、体を張って表明した柏木父がすごくカッコよかったし、同時にその姿を見てコロッと意見を変える世間がとんでもなく恐ろしくなった。
記者や世間の人々に共感させるような演出があれば、本作はより深くて考えさせられるものになっていたと思う。あまり別の作品を挙げるのは良くないが、同様のテーマを扱っている「福田村事件」は観客の感情を動かすのがめちゃくちゃ上手かったんだなと改めて感じた。それか、思い切って記者に共感度ゼロパーセントにした方が、いい意味で胸糞が悪くて、気分を害する作品になっていたと思う。どっちにも振り切れていない、単なるメディア批判にしかなっていないのが勿体ないところ。
2つの目線で描く日本人の恐怖はかなり良かった。
若干詰め込みすぎているような気もするが、日本人留学生を演じたファンがとにかくいい味を出している。自分を救ってくれた素晴らしい国なのに、同時にすごく居心地の悪い国でもある。Xを巡る日本人の考え方と通じる部分があり、1つの事件に向かって2つが合流するスタイルは結構面白く見れた。
にしても、映像が古すぎないかな。
10数年前のものに見える。あえて淡白にしているのか、映画館だと映像のクオリティが低くて...。まあストーリーは面白かったからいいけど、あまりに無機質だった。
How you feel じゃなくて What you feelね
適性や才能無しに憧れだの夢だのだけでは成功できない、がメインテーマかな。なんとか折り合いつけて上手く着地したのが良子で、貧すりゃ鈍すでとことん堕ちたのが憲太郎、さてレンちゃんと拓真は?
ラストで憲太郎に「告白」する機会を与えた演出は甘すぎ。
#43 隣人Xの正体
もっとSFチックな話かと思ったら、普通の人間関係に関するお話だった。
宇宙人対人間じゃなくても、外国人対日本人じゃなくても、言葉が通じても通じなくても、お互いを理解しようという気持ちが無ければ気持ちは通じない。
全く笑わない上野樹里ちゃんが美しかった。
心の目で見ることの大切さ
予告の怪しげな雰囲気に興味を惹かれて鑑賞してきました。期待していたSF展開ではなかったですが、心揺さぶられる話に引き込まれ、後味のよい作品でした。
ストーリーは、惑星難民Xを受け入れることになり、人間と区別がつかないXが生活に入り込むことに動揺する日本で、週刊誌記者・笹憲太郎が、X疑惑のかかる柏木良子を追跡し、彼女との距離を少しずつ縮めていくことに成功するが、いつしか心から惹かれるようになり、記者としての立場と彼女への思いの板挟みの中で、ある真実にたどりつき、本当に大切なものに気づいていくというもの。
惑星難民XというSF設定は、単なる舞台装置にすぎず、その謎を解き明かすと見せかけて、本当に描きたいのは“差別や偏見を捨てて心の目で相手を見ることの大切さ”です。そこで、一見荒唐無稽とも思えるXの存在に現実感を持たせるために、対比のように配置した台湾人女性の存在が光ります。これにより、私たちが外国人に接する態度は、異星人に対するものと本質的に同じであり、それを受ける側に悲痛な思いを抱かせていることに気づかされます。一方で、彼女と同じコンビニで働く柏木が、心でつながろうと向き合う姿に、理想の関係が垣間見えます。
そんな本作のテーマに気づくと、もはやどうでもいいと思えてくるXの真相ですが、こちらも二転三転の展開をきちんと用意してXの存在を描き、最後まで飽きさせません。ていうか、むしろラストで描かれる手首のほくろで、ちょっと混乱してしまいました。結局、Xであるかどうかは本人さえ認識も証明もできないものであり、ことさらそれを取り上げることに意味はないと訴えているのでしょうか。
それにしても、自分が日本人であることを疑われたら、どうやって証明するのでしょうか。役所で戸籍抄本をもらうぐらいしか浮かびませんが、それでも証拠にはならないような気がします。なぜなら、マスゴミに一度狙われたら最後、それは瞬く間に拡散され、魔女裁判のごとき集団心理で徹底的に糾弾されるからです。本作は、そんなSNS全盛の現代の風潮にも一石投じています。終盤は何かと憤りを感じるシーンが多かったですが、ラストは前半のスクラッチやブックカフェの伏線を用いた、余韻の残る美しいシーンで、涙を禁じ得ませんでした。
前週公開の「翔んで埼玉」に引き続き、本作でも重要なロケ地となった滋賀。琵琶湖やメタセコイア並木が印象的でした。湖畔のカフェは実在するのでしょうか。あれば訪れてみたいです。あと、柏木の実家の背後にしっかり電波塔が存在していたのも、なにげによかったです。
主演は上野樹里さんと林遣都さんで、二人の持ち味が発揮された役回りですばらしい演技を披露しています。脇を固めるのは、ファン・ペイチャさん、野村周平さん、嶋田久作さん、原日出子さん、酒向芳さんら。中でも、最初の登場シーンではいつものイメージと違って認識できなかった酒向さんが、終盤でのお色直しも含めて、存在感を発揮しています。まさに名バイプレイヤーといった感じです。
学ぶかー
説明セリフと設定解説で開始するクソダサスタートな映画。
町の立ち話まで説明セリフかよ、しっかり良く聞こえるぞダセェ!
これをしっかり進路修正して、魅力有る物語に見せる上野樹里ら主演陣の芝居ですよ。
原作知らんけど誠実さは伝わりましたよ、ですよね人種差別は良くない、別に良いじゃん肌の色が何でも、国籍がどうでも、男でも女でもバイセクでも、異星人でも、どうでもええやん。
人間が人間たるソコは攻殻機動隊とか、妖怪人間ベムで学んでるわ。
本作ここを個人の価値観と個人愛に落とし込んだのは、ここまで解り易く描いたんだからお前ら差別について学んだだろ!
流石に解れよボケ!
って事なんだろな。
うん、バカでも解れよってテキストなんだろうけど、こんなんが作られる事自体が俺らまだまだ幼稚で稚拙って事なんだろうな。
うん、学ぼう。
人間とは、幸せとは、考えさせられた
故郷の惑星の紛争により、宇宙から難民として地球にやってきたXと呼ばれる生命体が世界中に溢れ、各国が対処に悩む中、日本はアメリカに追随するように彼らの受け入れを決めた。Xは人間にそっくりな姿で日常に紛れ込んでいるため、人々は誰がXなのかと不安や動揺が広がっていった。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はスクープを取ろうと、X疑惑のある柏木良子の追跡を始めた。宝くじ売り場で働いてた良子に接近し、やがて良子に対して本当に好きになってしまった笹は、彼女への思いと騙してる罪悪感、記者としての仕事、おばあさんの入所してる施設の支払いなどの金銭面、をどう消化していくのか、Xは見つかるのか、という話。
宇宙から難民として地球に来たが人間に危害は加えない、人間そっくりで見分けはつかず、セックスして子供も作れる、なら誰がXでもいいではないか、なんて思って観てた。
台湾からの留学生リンなど、日本語が難しくて働きながら勉強してる外国人も多いし、バカにするなら逆に彼女らの母国語を勉強した事があるのか、と聞きたい。
笹を通して、日本人とは、人間とは、幸せとは、考えさせられた。
良子役の上野樹里を久々にスクリーンで観たが、相変わらず美しくて魅力的だった。
面白かった。
面白いのか、そうじゃないのか
164本目。
アルプラザの看板が目に入り、東京と思わせての関西ロケかと、横道にそれる悪いクセ。
それにしても始まってすぐに、記者としての資質を疑う展開。
だからラーメン、いやそれじゃラーメンに失礼か。
大衆心理だったり、ひとつの事に囚われ変わっていく様、またもう一方の恋愛絡みの展開も面白かったりもするけれど、全体で見ると面白いのかが、よく分からん。
濁したり、迂遠な感じで、考察を楽しむ部分もあるんだけど、前述通りで。
母の思わぬ告白、それを支えて家に向かう画を、ネットニュースが正面から撮っているけど、思い切り不法侵入やんと、ツッコミたくはなる。
お前の方がよほど不審者だよ
宇宙からの難民として地球に大挙避難してきた「X」と呼ばれる生命体、
各国の対応は異なるもののアメリカが正式に受け入れを決めたことから日本政府も追随。
しかし官と民の受け取り方はまた別。
自分の近くにも「X」が潜んでいるのでは、と
多くの人が疑心暗鬼に。
もっとも「X」の特性、
最初に触れた人間に擬態し
「X」間でも、人間との間でも生殖行為ができ子孫を残せてしまう。
また、擬態時のコピーエラーにより
自身が「X」であったことの記憶を失う場合もあり、
世代が繋がれば自身が「X」なのを自覚していないケースも多々。
更に「X]は、人間に危害を加えられないことから、
表立った排斥や迫害には繋がっていない。
ここで古くからの{SF}ファンは
〔遊星からの物体X(1982年)〕を思い出す。
本作との大きな違いは、クリーチャーの異形さ、
生物を襲うこと、また
擬態・同化する異常なスピード感。
が、その三点の差異が圧倒的な恐怖を生む
(逆に言えばそれがないだけで、随分とソフトな印象を受ける)。
週刊誌記者の『笹(林遣都)』は
市井に潜む「X」を探り出す特命を帯び
疑いのある『柏木良子(上野樹里』に近づくのだが、
次第に彼女に恋愛感情を抱くようになり・・・・。
ここで本作のもう一つのテーマが浮かび上がって来る。
元々は人間とは異なる形状も、
まるっきり擬態している生物は、果たして何者なのか?
加えて、けして人間に危害を加えないのであれば、
通常の人類よりもよほど高次の存在ではないか?
イマイマの日本に遍在する、ありとあらゆる対象への
扇情的な「差別」の問題への寓意。
『笹』と『良子』、
更にはもう一組の恋愛模様を織り込みつつ
(とりわけ後者は、外国人差別の問題も取り込んで)、
ややステレオタイプではあるもののマスコミの横暴も描きながら
根底にあるのは{ロマンスムービー}。
「X」の本来のカタチを知りながらも、
可能性のある『良子』への愛情を抑えきれない『笹』。
その結末には心を動かされる。
とは言え「X」が持つ識別子を提示する必要があったかは疑問。
それが無くとも物語としては、十二分に成立したのでは。
朗読される〔星の王子さま〕の有名な一節
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」とも乖離している気がするのだ。
Xとは?
Xとは何か?どこにいるのか?
侵略してくるのか?
それを暴こうとする者、疑われる者
最初のイメージと終わった後の感想が変わったように
CMにうまくミスリードされたが、心に響いた。
若干ご都合主義な場面があったのは残念だが、差し引いても上野さんと酒向さんはいい味だった。
ラブストーリーだけ良かった
題材はあまり好きではなかったが、ミステリー抜きでは面白かった。小説からの映画化だからしょうがないが、宇宙Xとかは要らなかった。
林君役に度々苛々(笑)上野樹里役は良かった。
誰がXか知れて良かったけど、そもそも純愛が良かったから結局どーでも良かったのかも。
「悪魔の証明」問題
いわゆる「悪魔の証明」は、「限りなく」という形容詞をつける場合が多く、その立証はほとんど不可能である。
それを、いわゆる群集心理で要求されたら、どうなるんだ?という問題を劇中で突きつけられて、なかなか深いところに刺さりました。
群集心理の問題は、過去にも多くの問題・事件を引き起こしてきたが、SNSで簡単に醸成・加速される。危険な世の中だ…。
そして、何が正しくて、正しくないかを自ら見極めろとはよく聞くが、自分で自分のこともわからないのに…という危険性が孕むことを揶揄していて、なかなか興味深かった。
結局、どうなん?
もう一回観たら解決されるのだろうか?
もしかしたら未来で起こるかも。
予告編は観てなかったけど、上野樹里ちゃん好きなので、そこそこ期待して着席。
時代の設定はなかったけど、どこかの惑星から難民で地球にやってきている、Xと呼ばれる宇宙人達。アメリカでは地球人に危害を与えないので受け入れられている。しかし日本では、まだ受け入れられていない。その証明の為か林遣都演じる出版社の記者、笹達がXを探し始める。
ん?最初からリストが存在、その理由は?
Xは地球人に変身してるので、見た目だけじゃ分からない。しかも人間に危害を与えないなら、認めてあげるしかないんじゃないかな。なんて思ってると、樹里ちゃん演じる良子に好意を抱く笹。一目惚れ?恋愛感覚、早すぎね?しかも宇宙人かもしれないのに、怖くなかったのか?で、最初から怪しかった台湾人のリンちゃん、こいつ絶対Xだろ!ただこの娘は日本語が苦手。なんだかリアル。ミュージシャンの彼氏とのやりとりも楽しかったよ。
後半は良子の家族を巻き込んでマスコミパニック。マジ、こうなりそうだわ。ラストは途中から想像していたオチ。いろんな点の回収が無くて疑問だらけだったけど、ちょいウルウルできて良かったです。
ジャンルは何だ?
人権の尊重、マスコミへのアンチテーゼ、純愛ラブストーリー...
3つの良質な短編映画を一気に堪能出来たような感覚。
個人的なことですが
つい2日前に『生欲』を鑑賞して、もっと自分を大切にしようと思った矢先の本作の鑑賞だったため、より刺さった。
野村周平の「これは恋してしまうやろ」系男性の上手さが際立っている。何とも言えないときめきを摂取出来ただけでこの映画を観た価値があった。
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