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「あぶ刑事」撮影快調!舘ひろし×柴田恭兵×浅野温子×仲村トオルが“港署”で爆笑会見

2015年4月28日 05:00

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約30年間の付き合いとなった(左から) 柴田恭兵、仲村トオル、舘ひろし、浅野温子
約30年間の付き合いとなった(左から) 柴田恭兵、仲村トオル、舘ひろし、浅野温子

[映画.com ニュース] 舘ひろし柴田恭兵が主演する「さらば あぶない刑事」の撮影現場が4月27日、報道陣に公開され、主演の2人をはじめ、30年間にわたりレギュラー出演を続けてきた浅野温子仲村トオル村川透監督が会見した。

この日の撮影は、同作の“ホーム”ともいえる神奈川・横浜のビルで行われ、タカ(舘)とユージ(柴田)が勤務する港署の様子が初披露された。2人が演じる鷹山敏樹と大下勇次は、あと4日で定年退職を迎えるという設定。穏便に退職させようと上司が気遣うなか、かつての同僚で現在は神奈川県警重要物保管所所長を務める真山薫(浅野)が訪ねてくるシーンに臨んだ。

「おお、薫!」。顔をスカーフで隠し、捜査課には場違いなブルーのパンツスーツに身をまとった薫がタカとユージのもとへ駆け寄り、喫茶店に誘うくだりでは、浅野がアドリブを連発。脚本にはない「トオル! なに突っ立ってんのよ!」「トオル、あんたは来なくていいわ!」というセリフを繰り出し、スタッフや報道陣は必死に笑いをこらえた。

撮影後の会見で、舘は10年ぶりの劇場版最新作製作について「もうそろそろ、みんな死んじゃうから撮っておこうと思ってね。すぐにあの時代に戻れましたよ」とブランクを感じさせない。柴田も「10年ぶりの感じがしないんですよね」と同調したが、仲村は「一生懸命やっているんですが、今でも小僧扱いされるのが嬉しいですね」と相好を崩す。すると舘から、「小僧ですよ。とろい生き物ですから」と容赦のないツッコミを入れられていた。

1988年公開「またまたあぶない刑事」撮影当時の様子
1988年公開「またまたあぶない刑事」撮影当時の様子
(C)東映・日本テレビ放送網・ セントラルアーツ・ キティ・フィルム

4月6日に東京・味の素スタジアムでクランクインし、撮了は5月末を予定。舘がバイクに乗って挑むガンアクションの撮影はこれからだそうで、「走るのはこちら(柴田)。バイクのシーンはありますよ。別に力はいらないしね」とニヤリ。話題を振られた柴田が「走るシーンは撮り終えました。若干衰えたかな」とこぼしたが、村川監督からは「全然。まだまだ走ってもらいましょう」と太鼓判を押されていた。

完結編という位置づけだが、キャストから気負いは感じられない。柴田が「もちろん大ヒットしたら、再来年もやりますよ」と口火を切ると、舘も「そんなもんは何とでもなりますよ。車椅子に乗って(銃を)撃つっていうのはどう? それに、ヒットしなかったら遺影にしますよ」と“舌好調”。それでも、「僕はこの3人のことをすごく尊敬している。撮影に入ったとき、互いが互いをどこか尊敬しあっている。それが信頼につながっているんでしょうね」と真摯な面持ちで語ることも忘れなかった。

また今作には、最強最悪の敵役として吉川晃司、タカの恋人役として菜々緒が出演するほか、木の実ナナ伊藤洋三郎山西道広長谷部香苗、ベンガル、小林稔侍夕輝壽太吉沢亮入江甚儀片桐竜次らが名を連ねる。「さらば あぶない刑事」は、2016年正月に全国で公開。

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