【全米映画ランキング】セス・ローゲン＆ザック・エフロン共演のコメディ「Neighbors」が首位デビュー

2014年5月13日 20:25

［映画.com ニュース］　サマーシーズン2週目の全米ボックスオフィス。3本の拡大公開作が封切られ、セス・ローゲン＆ザック・エフロン共演の「Neighbors」が約5100万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は、夫婦と赤ん坊の3人で平和に暮らすマック・ラドナー（ローゲン）一家と、隣に越してきた学生気分の抜けない若者テディ（エフロン）たちとの戦争を描いたコメディ。近所迷惑を考えず、日夜パーティを開くなど素行の悪いテディたちへの鬱憤を晴らすため、ラドナーは復しゅうを開始する。批評家、観客の双方に気に入られ、業界の予想を上回るオープニング興収約5100万ドルという大ヒットスタートとなった。共演は、ラドナーの妻ケリーに「インシディアス」「ブライズメイズ　史上最悪のウェディングプラン」のローズ・バーンのほか、デイブ・フランコ、「キック・アス」のクリストファー・ミンツ＝プラッセ。メガホンをとったのは「寝取られ男のラブ♂バカンス」（2008）、「憧れのウェディング・ベル」（12／日本未公開）のニコラス・ストーラー。

2位は、前週首位の「アメイジング・スパイダーマン2」。2週目は約3700万ドルの興収で、10日間の累計興収は約1億4700万ドル。グロス（最終興収）は2億3000万ドルあたりになりそう。3位はキャメロン・ディアス主演「The Other Woman」で、17日間の累計は約6100万ドル。

7位初登場となったのは、人気テレビシリーズ「グレイズ・アナトミー」のサラ・ドリュー主演によるファミリーコメディ「Moms' Night Out」。子育て真っ最中の母親アリソン（ドリュー）は、たまの気晴らしに子どもを夫に預けて、友人たちと外食に出るが、そこでもトラブルに見舞われる。母の日に合わせて公開された作品だったが、同じジャンルの「Neighbors」に客をとられたか、オープニング興収は約420万ドルにとどまった。共演に「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、「グーニーズ」のショーン・アスティン。監督はCMやミュージックビデオで活躍し、劇場長編は「October Baby」に続き2本目となるジョンとアンドリューのアーウィン兄弟。

同じく初登場8位には「Legends of Oz: Dorothy's Return」がランクイン。「オズの魔法使い」の続編小説を3Dアニメ化したミュージカルだったが、レビュー、オープニング興収ともに振るわず、苦しいスタートになった。

その他圏外には限定6サイトで公開のジョン・ファブロー監督・主演のコメディ「Chef」が登場。レストランをクビになったファブロー扮する中年シェフが屋台を始めるストーリー。共演にソフィア・ベルガラ、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr.など豪華スターが集まった。

今週末は、1998年夏以来、16年ぶり2度目のハリウッドリメイクとなる「GODZILLA」（ギャレス・エドワーズ監督）に、ジョン・ハム主演のスポーツ・ドラマ「Million Dollar Arm」などが公開となる。