キングスマン ゴールデン・サークル

劇場公開日:

キングスマン ゴールデン・サークル

解説

世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編。イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。主演のエガートンやマーリン役のマーク・ストロングら前作のキャストに加え、ステイツマンのメンバーにチャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー、謎の組織ゴールデン・サークルのボスにジュリアン・ムーアら豪華キャストが新たに参加。さらに、前作で死んだと思われていたコリン・ファース扮するエグジーの師ハリーも再登場する。前作に続き、「キック・アス」のマシュー・ボーンがメガホンをとる。

2017年製作/140分/PG12/イギリス
原題または英題:Kingsman: The Golden Circle
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2018年1月5日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0「キングスマン」ファンは前作の何が好きなのか?前作の致命的欠点を補った本作をおっさんはこう見た!

2018年1月17日
PCから投稿
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しんざん

3.5意外と現代批評的面もある快作

2018年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

英国紳士にコミック的アクションという組み合わせの妙が大変面白い作品で、何も考えずとも観られるのだが、色々深読みしてみるとさらに面白くなるのも本作の特徴だろう。最後の引用はチャーチルのスピーチから。この世界ではチャーチルもキングスマンだったのか。

古き良き時代のアメリカを再現したようなテーマパークは懐古主義的なアメリカへの皮肉でもあろうし、アメリカが直面する麻薬戦争と大麻合法化の流れを下敷きにしたストーリー構成になっているのも面白い。これを打倒するのがキングスマンと、禁酒法時代に酒の密売で儲けたステイツマンという構図もユニーク。中毒者は隔離してしまえという単純かつ乱暴な政策も、トランプ政権の壁を作れとの主張にも通じるものがあるかもしれない。

前作ほどのインパクトに欠けるが、今後もスピンオフ含めて楽しませてくれそうだ。エルトン・ジョンがはっちゃけてるのも楽しい。

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杉本穂高

4.5前作のガゼルに匹敵する強烈なヴィランが欲しかった

2017年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

第1作は最高だったし、今作もスケールアップしてより複雑なストーリーを紡ぎつつ、前作の世界観や過激な暴力描写をしっかり踏襲していてかなり満足できた。だが「前作を超える出来」と絶賛するほどでもない。

物足りなさの一つは、前作でソフィア・ブテラが演じた両足のブレードの義足を武器とする殺し屋ガゼルのような強烈なヴィランの不在だろう。ジュリアン・ムーアももう一人の強敵(終盤で明らかになる)も悪くはないが、ガゼルに比べると凄みも魅力も弱い。スパイアクションでもアメコミヒーローでも魅力的なヴィランが作品をがぜん面白くする。「ダークナイト」が傑作になったのもヒース・レジャーが魂込めて演じたジョーカーが素晴らしかったからだ。

もう一つ、「威風堂々」をBGMにお偉方の首がボンボン花火みたいに打ち上がる、あのイカレた爆笑シーンに比肩する狂いっぷりが今作では足りなかったかな。第3作での挽回に期待しよう。

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共感した! 34件)
高森 郁哉

3.5いろいろ際どくて面白い

2024年11月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

BGMがやけに明るく、コメディテイストSFアクションの続編。
カメラワークが凄い。
冒頭のカーアクションが見ごたえがある。
中盤の雪のシーンは迫力満点。
終盤の片腕対決も良い。

人類抹消計画の描写が明るいが軽い。
誰にも発見されていない僻地の遺跡で人肉を使ったハンバーガーをつくって食べるシーンがある。服は肉と混ざらない仕組みの凄い機械を使っている。
人工ウィルス(吹き替え版だと「遺伝子改変ウィルス」と言っている)の話が、今作2017公開(世界コロナパンデミック前)に登場している。歴史を辿るとスペイン風邪やインフルエンザ等も似たようなものだったし、西側&米国はそういうことをしてきた。
証拠隠滅のため施設ごと爆発するシーンもあるが、これも現実では、そういうことをしてきた。
そういった意味で社会風刺を取り入れているし、かつての大統領達の冷酷さ残酷さを少しだが描写しているところは好感が持てる。
中盤から仲間か敵か曖昧にして引っ張って、主人公が彼女を救うために必死になるという単純な展開でも飽きさせない。

トイレを椅子として使っていて、まさに排泄しているフリをしているシーンがあった。
エッチなシーンがあるので小さい人は観てはいけない。
見せ場は随所に有るものの、総合的な面白さは前作のほうが上であった。

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Don-chan

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