故リバー・フェニックスさん未完の遺作が完成 9月にオランダの映画祭で上映
2012年8月2日 17:00

[映画.com ニュース] 1993年に薬物の過剰摂取に起因する心不全のため、23歳の若さで死去したリバー・フェニックスさんの未完の遺作「ダーク・ブラッド(原題)」が、約20年ぶりに完成。9月26日からオランダのユトレヒトで開催される、ネザーランド・フィルム・フェスティバルでプレミア上映されることになった。
同作は、「マイセン幻影」などで知られるオランダ人監督ジョルジュ・シュルイツァー監督によるスリラー。フェニックスさんは、核実験場の砂漠に住む世捨て人の主人公“ボーイ”を演じた。ある日、砂漠を旅行中に車が故障したハリウッドのセレブカップル(ジュディ・デイビスとジョナサン・プライス)が、ボーイに助けを求めてやってくるが、ボーイはそのままふたりを監禁してしまうというストーリー。
「ダーク・ブラッド(原題)」は、93年の撮影当時、まもなくクランクアップというところでフェニックスさんが急死したため、映画は完成することなくお蔵入りになった。米ハリウッド・レポーター誌によれば、シュルイツァー監督はフェニックスさんの死後、フィルムを没収されることを恐れて隠してしまったという。しかし昨秋、シュルイツァー監督は完成に向けて動き出し、オランダの製作会社Eyeworksとともに権利関係をクリア。このほど無事にポストプロダクション作業を終えた。
「ダーク・ブラッド」は、ネザーランド・フィルム・フェスティバルのコンペティション部門に出品される。その後の公開スケジュールは未定。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

これ絶対に観ると決めてます
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なんだこれ!?!? ディカプリオが異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画