ラスト・ベガス : 特集
アカデミー賞計6賞、総興行収入約1.6兆円、ハリウッド4大レジェンドが夢の初共演!
本作は、“ヤツらの映画を楽しんできた映画ファン”そう、《あなたのための映画》だ!
全員がアカデミー賞獲得経験を持つだけでなく、数々のヒット作にも出演してきたというハリウッドのレジェンド4人が、まさかの共演を果たした「ラスト・ベガス」が5月24日に日本公開を迎える。70年代後半から90年代、彼らの代表作を楽しんできた映画ファンにとって、まさに本作は「鑑賞」イコール「参加」に等しい“男子会”なのだ。
■マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クライン
この“2度とない”だろう《笑いと涙の男子会》にあなたも参加するべし!
本作に主演の4人──マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインの顔ぶれを見ると、映画ファンなら誰もがうならずにはいられない。「ウォール街」「エージェント・マロリー」のダグラス、「レイジング・ブル」「マラヴィータ」のデ・ニーロ、「ミリオンダラー・ベイビー」「ダークナイト ライジング」のフリーマン、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「ピンクパンサー」のクラインと、アカデミー賞受賞のクオリティムービーから大衆を喜ばせるエンターテインメント作まで、あらゆるジャンルで活躍し続けてきたハリウッドのレジェンドのそろい踏みは、“名優界のエクスペンダブルズ”と言っても過言ではないのだ。
古くは70年代から、そして80年代、90年代の映画界を席巻してきたこの4人がハリウッド映画界に記してきた軌跡は、アカデミー賞獲得数計6賞、アカデミー賞ノミネート数計15回、出演作品の総興行収入約1兆6000億円という途方もないもの。このメンバーが一堂に会して、笑いと涙に満ちたパーティムービーでそれぞれの持ち味を発揮する。これぞまさに映画的“事件”。もう2度とないだろうこの“男子会”に、彼らの活躍に夢中になってきたあなたも参加するしかない。
■これは「スタンド・バイ・ミー」の58年後!?
かつての悪ガキ4人組が《独身最後のバカ騒ぎ in ベガス》で
“人生”と“友情”を再確認する──
ストーリーは、ニューヨークのブルックリンで生まれ育った悪ガキ4人組の……なんと58年後の話。仲間の中で唯一独身だったビリー(ダグラス)が32歳年下の恋人と婚約したことをきっかけに、パディ(デ・ニーロ)、アーチー(フリーマン)、サム(クライン)の仲間がラスベガスに集結。独身最後のバカ騒ぎ=今さらながらのバチェラーパーティを繰り広げる中で、人生の素晴らしさ、そして友情の尊さに改めて気づいていく。
数多くの経験を経たからといって、いくつになっても悪ガキ時代の性根は変わらないのが男たるもの。カジノでのギャンブル、ビキニ・コンテストでの審査員役など、気の置けない仲間たちとハメを外すオヤジたちの姿が大きな笑いを誘う。だがその一方で、それぞれが抱える人生の問題も浮き彫りにされ、四者四様の人間ドラマもしっかりと描かれる。なかでも、ひとりの女性をめぐって過去に生じたわだかまりをいまだに抱えるビリーとパディ、名優ダグラスとデ・ニーロが織り成すロマンチックな男のドラマは、見る者をグッとさせるに違いない。ベガスで、またもや2人が同時にひかれるクラブのシンガー役、メアリー・スティーンバージェンの醸す大人の色気にも注目だ。
また、数々の人気作に出演してきたレジェンドたちの作品らしく、劇中では「ウォール街」や「レイジング・ブル」を連想させるような小ネタが登場。彼らの作品と付き合ってきたファンなら、ニヤリとさせられながら、元ネタ探しも楽しめる。
いいトシをしたオヤジたちによる“ハングオーバー!”と思わせながら、しっかりと人生の酸いも甘いもかみ分けた男たちの熱い友情物語に落とすさまは、さながら“58年後の「スタンド・バイ・ミー」”といった趣なのだ。
■まだまだ老け込んでる場合じゃない!
レジェンドたちの活躍を見れば──こんなあなたも《元気》をもらえる!
下手すれば“おじいちゃん”の域に達しそうな男たちなのに、恋にギャンブルに、若者以上のバイタリティで繰り広げる活躍を見せつけられたら、「まだまだこっちだって負けていられない!」と、ついつい対抗心が芽生えてしまうのが本作のポイント。もう“若者”とは呼ばれない世代かもしれないけれど、老け込むにはまだ早い。「ラスト・ベガス」に登場する4人から、こんな《元気》をもらおう。