「グレイテスト・ショーマン」歌姫が「This Is Me」を初披露!貴重な舞台裏映像公開
2018年2月21日 12:00
[映画.com ニュース]第75回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞し、第90回アカデミー賞の主題歌賞にもノミネートされた「グレイテスト・ショーマン」(公開中)の特別映像が、公開された。本作の製作が決定する前のワークショップ風景をとらえた貴重な映像で、キーキャラクターを演じたキアラ・セトルがリードナンバーの「This Is Me」を初披露する姿が収められている。
野心あふれる主人公バーナム(ヒュー・ジャックマン)が、さまざまな個性を持つ人々を仲間に引き入れ、唯一無二のショーを作っていくさまを描く。エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」で監督を務めたビル・コンドンが共同脚本を手がけ、「ラ・ラ・ランド」でオスカーに輝いた音楽チーム、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが楽曲を担当した。ジャックマンとセトルに加え、ザック・エフロン、ゼンデイヤ、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソンらが出演した。
トニー賞にノミネートされるなど、実績充分のセトルだが、「『歌いたくない』と言ったの。この歌の中のストーリーを語るためには自分が抱える恐れに直面しないといけないとわかっていたから」と当初は恐怖に支配されていたという。映像では、その言葉を裏付けるように緊張した面持ちだったセトルが、次第に感情をほとばしらせ、「これが私。私にも愛される資格がある」と力強い歌声を披露し、劇中同様に周囲を引っ張っていくさまが収められている。
マイケル・グレイシー監督は、セトルが生歌を初披露した当時を振り返り、「キアラ(・セトル)はマイクの前に出ようとしなかった。僕は言い続けたよ。『リングに出てこないとダメだ。堂々とありのままでいよう、と歌っているんだからね』とね」と明かす。セトルは「歌いながら、あまりに怖くなって思わずヒュー(・ジャックマン)の手をつかんだ。気づいたら歌い終わってて、割れるような喝さいを浴びていた。あれは別世界の経験だったわ」と感慨をにじませている。さらに、「映画が公開されてからずっと、数分で50件近くの“あなたの歌を聞いて希望をもらいました”っていうメッセージがインスタグラムに次々に届くの。朝起きたら新しいメッセージが来ていて、毎日涙を流す。勇気を持てずに泣いているのは私だけではないと思えるの」と反響を語っている。
ジャックマンは、「キアラがあまりにも素晴らしいので、誰か他の人があの曲を歌えるとは到底思えない。彼女が正直にレティの感情を表現しているから。『This Is Me』は本当の自分を堂々と受け入れることを歌った美しい歌で、この曲を聴いた人は、みんな共感してしまうんだよ」と称賛を送っている。
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