TOHOシネマズ プレミアムシアター&轟音シアター : 特集
TOHOシネマズ プレミアムシアター&轟音シアター
今から映画館なら《プレミアム&轟音》利用してほしい
IMAXばりの迫力映像と、ドルビーアトモスばりの音響を
追加料金ナシで堪能する方法、あなただけに教えます。
こんにちは、映画.comです。この記事を読む皆さんはとても忙しいと思うので、ズバッと結論を言います。
なぜならば! 年間でも相当な数を映画館で観る映画.comでも「こんなに映画体験が違うの!?」と驚くくらい、通常スクリーンと差別化されているから!
さらに言うと! 「そんなにプレミアムなら、きっとお高いんでしょう?」と思いきや、プレミアムシアター、轟音シアターともに追加料金は基本ナシ(プレミア ボックス シート®を利用する場合や、劇場によっては追加アリ)という、バグってるとしか思えない神みたいなシアターなのです。
これ、価値に気づいていない人、結構多いです。今回は映画.com編集部員の初体験レポートを通じて、プレミアムシアター&轟音シアターの魅力をお伝えします。
案件とか関係なしにシンプルにめちゃくちゃいいので、気軽に試してみることを激推しします! 病みつき不可避!
●筆者紹介
光に包まれるように。音に触れるように。すべてが感じられる。ここはTOHOシネマズ プレミアムシアター&轟音シアター。
今回、体験レポートのために取材した映画館はこちら。
東京・池袋駅東口から徒歩5分、TOHOシネマズ池袋さんです。
プレミアムシアターと轟音シアターを両方設置しており、さらには正面・両側面(壁面)にも映像が投影される270度上映システム「ScreenX」や、息を呑むほどリアルなサウンドが味わえるDolby Atmos®なども完備。都心の超好アクセス地で最高峰の映画体験が味わえる極上スポットです。
ポップコーンセット(塩味&ドリンクはコーラ)を買い込んで、まずはプレミアムシアターにレッツゴー!(ポップコーン食べながら映画観られるって、最高の仕事ですねこれは)
~『TOHOシネマズ プレミアムシアター』体験レポート~
TOHOシネマズ池袋さんではスクリーン6がプレミアムシアター、スクリーン10がScreenX プレミアムシアター。
今回はスクリーン6で、朝9時から上映の大ヒット作「ラストマイル」を観てきました。
ちなみにこの日は水曜日だったので、TOHOウェンズデイの割り引きで鑑賞料金は1300円(通常は一般2000円)でした。
そしてプレミアムシアターを構成する重要な要素は主に3つ。
プレミア ボックス シートの利用は1000円の追加料金がかかりますが、このシアターの通常シートで観る分には追加料金ナシ。順を追って、プレミアムシアターの“良さ”を紹介していきますね。
【プレミアム①】“観る”ではない、“生きる”感覚だ
巨大な壁いっぱいに超高精細映像が投影―― まさにすさまじい体験だった
開場と同時に場内へ入り、まず思ったことはTCXのスクリーンサイズがすごい。画面というより、そそり立つ巨大壁面の圧倒感。あ、これは~とんでもない。
映画をよく観る人は共感してもらえると思いますが、画面はデカければデカいほど良いですよね。これは「コーラを飲んだらゲップが出る」ってくらい確実(「ジョジョの奇妙な冒険」第3部のセリフを引用)の真理。
つまりプレミアムシアターはもう、すさまじい映画体験が約束されているといっても過言ではないです。
で、シートにゆったりと座りポップコーンを頬張りつつ待っていると、「ラストマイル」本編が始まりました。
最初の驚きポイントは開始冒頭の「爆発シーン」(木造アパートに配達された荷物が爆発し、炎上)……巨大なスクリーンいっぱいに神秘的なまでに美しい爆炎が広がり、まるで生き物のように、室内の生活の痕跡や、客席に座る自分まですべてを焼き尽くす!
その光景、まさに観るではなくそこに生きる感覚。「どんな迫力映像が?」と身構えていた筆者の予想をあっさりと超えていく鮮烈なインパクトだったのです。
そして本来、感情がないはずの炎に対し、スクリーンの大きさと精彩さにより、躍動感を超える「生命そのものや感情」すら自然と読み取れたことに、正直、結構びっくりしました。
加えてプレミアムシアターは、“音”の相乗効果により、さらに驚きの体験をもたらしてくれました。
[プレミアム②]映画体験の本質は“音”だと痛感
ここで観ると音質がぜんぜん違う――追加料金ナシで味わえるとは正気の沙汰か?
「プレミアムサウンド」にもひたすら圧倒されました……なんと言うか一音一音が粒立っていて、通常のスクリーンでも伝わるものが、プレミアムシアターの音響だとずっとずっと伝わりやすくなっている印象。
例えば超集中しないと聞こえなかった、満島ひかりさんのセリフ終わりのかすかな呼吸音などが、プレミアムシアターだと耳をすまさなくてもスッと聞こえる、といった具合に。
ひいては衣擦れや足音だけでも、キャラが抱える焦燥感や喜びや絶望など、心の温度までも伝わってくる感覚。映像もそうでしたが、音でも認識できる情報量が段違いなので、全く異なる映画体験になっていました。
だから火野正平さんの激渋ボイスが胸から入って離れない。ベルトコンベアの駆動音が「ラストマイル」を象徴しているのだとよくわかる。満島さんと岡田将生さんの会話の小気味よさにウキウキしつつ、連続爆弾事件が二転三転していくスリリングな物語展開、社会を動かす「物流」を止めないために戦う人々のアツいドラマなどに、なんだろう、通常スクリーンとはまた違った面白さを感じて仕方ない!
個人的に、映画館の本質は“音”だと思っています。映画館クラスの音響は、自宅ではよほどのマニアでないと実現できないからです。
そういう意味では、プレミアムシアターは映画館の本質を非常によく味わえると言えます。
そして音のほかにも、照明や衣装、メイク、美術などあらゆる技術面の意図や想いもビンビンに伝わってくるんですよ。だから映画が五臓六腑に染み渡る。こんな環境で観られるの、観客だけでなく作り手も嬉しいだろうな、と思いました。
この体験が追加料金ナシで味わえるなんて、マジで正気の沙汰とは思えません。もちろん通常のスクリーンでも素晴らしいのですが……推し映画はプレミアムシアターで観る、僕はそう決めました。
[プレミアム③]シートが最高だった…
隣の人を気にせず、画を摂取できる――「気になってたけど使ったことない」プレミア ボックス シート、この機会にぜひ
プレミアムシアター紹介の最後(このあと轟音シアター紹介ももうちょっとだけ続きます)に、いちばん大事なことをお伝えしておきます。
それがプレミア ボックス シート!
注目はこのゆったりスペース。横に荷物を置けるので快適、左右に仕切りがあり、肘掛けも広々なので隣を気にしなくてOK、そして目の前の通路が広いから足も気兼ねなく伸ばせる。
本当に「1人の空間をしっかり確保」できて、高級シートも座り心地バツグンで疲れない、つまり自宅以上に快適! それでいて、多くの人と映画の旅を共有する“映画館ならではの良さ”も120%ある……自宅と映画館のいいとこどりなんですこれが!
筆者も使ったことはなかったですが、これは素晴らしい。価値に気づいていませんでした、プレミア ボックス シート。こんなに良いなら早く利用しておけばよかった……!
「よさそうだけど、やっぱ+1000円は高いよ」って人は、サービスデーで使ってみてください! たとえば毎月1日のファーストデイと、毎週水曜日のTOHOウェンズデイは1300円で観られるので、1000円の追加料金を入れても2300円。通常鑑賞料2000円とそんなに変わらない金額で利用できちゃうのです!
ぜひこの機会に試して、極上の映画体験を堪能してください。
※一部劇場のプレミアラグジュアリーシートは追加料金が3000円となります。
[ちなみに…今後の作品ラインナップは?]
「ジョーカー2」「ヴェノム」「グラディエーターII」「モアナ」「【推しの子】」など、プレミアムシアターで味わいたい話題作が大量にやってくる
10月以降も注目・大作目白押し! プレミアムシアターで観てほしいオススメ作品は…
■「室井慎次 敗れざる者」(10月11日公開)
■「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」(10月11日公開)
■「ヴェノム ザ・ラストダンス」(11月1日公開)
■「スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム」(11月1日公開)
■「室井慎次 生き続ける者」(11月15日公開)
■「グラディエーターII」(11月15日公開)
■「劇場版ドクターX」(12月6日公開)
■「モアナと伝説の海2」(12月6日公開)
■「はたらく細胞」(12月6日公開)
■「聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」(12月20日公開)
■「【推しの子】」(12月20日公開)
■「ライオン・キング ムファサ」(12月20日公開)
※上映時にラインナップが変更となる可能性があります。
~『TOHOシネマズ 轟音シアター』体験レポート~
プレミアムシアターの極上体験に続き、1時間ほど休憩してから轟音シアターをハシゴします! 轟音シアターも基本的に追加料金ナシ(※TOHOシネマズすすきのは追加200円とのこと)、TOHOウェンズデイにより1300円で鑑賞できました。
今度のお供はジョンソンヴィルのホットドッグセット(飲み物はコーラ)。取材日はたまたま11日でしたから、「ホットドッグデイ」(毎月11日はホットドッグセットが300円割引)で620円で買えちゃいました。最高。
選んだ作品は思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様をバンド音楽と絵画のような映像で紡いだ「きみの色」です。いざ轟音シアターへレッツゴー!
[轟音]アニメ、ライブを観るなら絶対にオススメ
空気震わせる大迫力サウンドが、現実を超越した感動を限りなく増幅させる――
シアターに入ってギョッとしました。夢みたいにデカいスピーカーがお出迎えしてくれたからです。
轟音シアターはこのスピーカーが命。公式ホームページの紹介によると
「当シアターは、『LOVE PSYCHEDELICO (ラブ・サイケデリコ)』のNAOKI氏の監修による音響調整を行っております。極限まで位相を整えた淀みのない音響環境をベースに、サブウーハーの特性を活かしたキレがあり包み込むような低音域の出力を強化しています。各周波数帯の繊細な調整を行うことで、大音量の出力でも心地よく聞こえる音響環境を実現し、微細な音から迫力のある音まで再現できる臨場感のある音響調整となっています」
なるほどこれだけ存在感のある音響ならば期待大です。音が良いとどこまで映画体験が変わるのか?どう驚かせてくれる!? ワクワクが疾走しっ放しです。
●“轟音”の真価が開始5秒で明らかに 「静寂って聞こえるんだ」「不快感ではなく、興奮をかきたてる轟音」
「轟音」と言うとめちゃくちゃ音がでかいのかと思っていましたが、本当の価値は「轟音と静寂のコントラスト」により、映画から得られる感情をMAXブーストすることだとわかりました。
「きみの色」は多くのシーンで、とても静かでナイーブなニュアンスが大事にされているのですが、轟音シアターは繊細な「静寂の表現」がまずすごかった……!
誰もいない教会の静けさ。音を吸収しながらしんしんと降り積もる雪景色。「静寂って聞こえるんだ」とハッとするレベルで、魂が“静の画面”に吸い込まれていく感覚を覚えました。
一方で、もちろん大音量の迫力もすごかった! 主人公3人がバンドを組み、演奏するシーンではシンプルに音量がヤバい。「まあこれくらいかな」という想像を軽く超え、音圧で髪が瞬時にオールバックになりそうな、まさに轟音!
しかし不思議と、不快感のある騒音ではなく、興奮が掻き立てられる轟音なのがまた素晴らしく。通常のシアターが滑らかに音が伝わってくるのに対し、轟音シアターは鮮明な音がパリッ!と伝わってくるというか……そして時間を追うごとに、音がもたらす“感情の伝導率”が飛躍的に高まっていることに気がつきます。
先生の号令により、学校の授業が終わった直後の弾けるようなガヤガヤ……自分の学生時代を思い出して、些細な音だけで泣きそうになっていました。これはなんだ、轟音シアターマジック!?
●クライマックスのライブシーンで、体の芯=心が直接震える異次元体験…轟音シアターで観られて本当に良かった
終盤のライブシーンは、丁寧に積み重ねられたドラマ、人間関係のなかで蓄積されたエネルギーが一気に放流されますが……その破壊力が、轟音により増幅&大増幅&超増幅!
映画館で観ていて、音によって肌や髪が震えることはまああるじゃないですか。でも轟音シアターはレベルが違いました。体の芯が震える、つまり“心がダイレクトに震える感覚”なんです。
「きみの色」のオリジナル楽曲が好みすぎた(特に「水金地火木土天アーメン」)のもあって、もう感動しちゃって感動しちゃって……あの体験をこれ以上言葉にするのは野暮。轟音シアターで観られてよかったです、本当に。
繰り返しですが、これが追加料金ナシってバグってますよ。今回は音楽が象徴的な「きみの色」を観ましたが、これがもしライブ映画だったらどうなってしまうの……? 想像しただけで、勝手にブチ上がっています。
~映画鑑賞後はクーポンを入手して~
[メール「インターネットチケット購入完了のお知らせ」に注目]
URLから“アンケート”に回答するだけで、次回200円割引。これ、知ってましたか?
最後の最後に、ここまで読んでくれた方へのお礼代わりに「耳寄りなお得情報」です。インターネットでTOHOシネマズの鑑賞チケットを購入したら、「インターネットチケット購入完了のお知らせ」というメールがきますよね?
いつもは席番号やQRコードなどを確認し、ほかは読み流していると思いますが、今回はしっかり“下まで”目を通してください! なぜならアンケートがついていて、回答(5分ほどの所要時間で)すれば「次回の鑑賞が200円割り引きになるクーポン」がもらえるからです!!
これ、むちゃくちゃお得なのに、意外とみなさん知らないんですよね……サービスデーとは併用できないなど条件はありますが、手間が少なくそれでいてしっかり安くなることは確か。ぜひチェックしてみてくださいね!
……以上、TOHOシネマズ プレミアムシアター&轟音シアターのレポートはいかがでしたか?
もう筆者は完全に病みつきで、今後も観たい作品はプレミアムシアターor轟音シアターで絶対に観ると、心に固く誓っています。
映画.comユーザーの皆様も、TOHOシネマズのプレミアムシアター&轟音シアターで、めくるめく映画の旅をお楽しみください。