「カケラ」の映画評論検索結果

検索結果94件

それでも夜は明ける : 映画評論・批評

奴隷として売られた最初の農園で、無能な大工の面子をつぶしたソロモンが縛り首のリンチにれる場面だ。 リンチを止めに入った監督官のおかげで、ソロモンは死を免れる。 ... が、監督官が農園主を呼び戻すまでの間、首に縄をれたまま爪先立ちの姿勢で放置される。そんな彼の様子を、テラスの上から冷やかに見下ろす白人たち。 続きを読む

2014年2月25日

MUD マッド : 映画評論・批評

そのまま川べりで干からびて永遠に続く諦念のとなるか、時々川を濁らせる泥になって川底にうっすらと堆積していくか、そのどちらかの未来しか見えず、そうやって生きてきた大人たちが目の前にいる。 続きを読む

2014年1月14日

ペーパーボーイ 真夏の引力 : 映画評論・批評

彼女は、保安官殺しの嫌疑をれた死刑囚の無実を、地元出身の新聞記者(マシュー・マコノヒー)に訴える。記者の弟は、無職で童貞のジャック(ザック・エフロン)だ。 続きを読む

2013年7月16日

マリー・アントワネットに別れをつげて : 映画評論・批評

いくら王妃に目をれても所詮使用人でしかないという事実をシドニーが突きつけられた瞬間から、エンドマークまでの恐ろしいほどの緊張感。 続きを読む

2012年12月4日

終の信託 : 映画評論・批評

と絶叫させたが、手錠をれた綾乃が暗い検察庁の廊下を遠ざかっていくエンディングには、安易に希望も絶望もしない周防正行の峻厳(しゅんげん)なモラリストとしての貌(かお)が垣間見えるようだ。 続きを読む

2012年10月15日

最強のふたり : 映画評論・批評

だが、腫れ物に触れるような接し方をされる屈辱より、同情のも見せないドリスの言動がフィリップにはどれほどありがたかったか。 続きを読む

2012年8月21日

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン : 映画評論・批評

しかしこの店のスタッフたちの料理開発の過程を追ったこの映画には、そういう「感覚的」「感性的」なドラマチックさはもない。まったく異なる次元で「料理」という行為が映像表現されているのだ。 続きを読む

2011年12月6日

オーシャンズ12 : 映画評論・批評

こんな実験映画が全国チェーンでれるのだから、愉快極まりない。さすがソダーバーグ先生である。 続きを読む

2011年9月16日

インファナル・アフェアIII 終極無間 : 映画評論・批評

まず題名のとおり、救いのもない「無間(地獄)」を押し通したこと。さらに「I」で生き残ったラウのその後の姿と、殉職半年前のヤンの行動をわざと混濁したかたちで描いていくという構成そのものが。 続きを読む

2011年9月8日

キングダム・オブ・ヘブン : 映画評論・批評

宗教の対立が絶えない現代に投げれた思いが胸に染み、深い余韻に包まれる。 続きを読む

2011年9月8日