新作映画評論・批評

ランナウェイ　逃亡者

リベラル派レッドフォードの精神がよく表れた一作

高崎俊夫

クロニクル

ダークSFのように見えて、底に流れるメッセージはポジティブ

エリジウム

掃き溜めの描写が映画の芯。混沌と混沌の対決に注目したい

芝山幹郎

凶悪

本職の俳優ではない二人の、微妙にして力強い演技

柳下毅一郎

ウォーム・ボディーズ

ジョン・ヒューズの青春映画を思わせる、愛すべきゾンビ映画

矢崎由紀子

許されざる者

巧みな翻案で伝説的傑作の再創造に挑んだ骨太な日本映画

サトウムツオ

ウルヴァリン：SAMURAI

日本を舞台に炙り出す、孤高のキャラクターの新たな葛藤

牛津厚信

甘い鞭

過激なエロティック・ホラーと哀切きわまりないメロドラマの融合

高崎俊夫

サイド・エフェクト

それぞれの人間が抱える小さな闇とその連鎖

樋口泰人

共喰い

荒井晴彦と青山真治によるロマンポルノの復活

品川信道

わたしはロランス

アバンギャルドにして古典派の風格。24歳の天才監督が描く奇妙な愛の時間

高崎俊夫

マン・オブ・スティール

眩い光と躍動感に満ちた元祖スーパーヒーローの再起動

牛津厚信