全米映画ランキング : 2025年5月9日~2025年5月11日

全米映画ランキング:2025年5月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2025年5月9日~2025年5月11日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 サンダーボルツ*

Thunderbolts*
「サンダーボルツ*」

Walt Disney
(ディズニー)

2 33,100,000 128,454,195
2 2 Sinners

Sinners

Warner Bros.

4 21,100,000 214,437,000
3 3 マインクラフト ザ・ムービー

A Minecraft Movie
「マインクラフト ザ・ムービー」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 7,950,000 408,986,000
4 4 The Accountant 2

The Accountant 2

Amazon MGM Studios

3 6,096,020 50,896,775
5 Clown in a Cornfield 1 3,650,000 3,650,000
6 Shadow Force

Shadow Force

Lionsgate

1 2,015,000 2,015,000
7 Fight or Flight

Fight or Flight

Vertical Entertainment

1 2,001,252 2,001,252
8 5 Until Dawn

Until Dawn

Screen Gems

3 2,000,000 18,002,000
9 6 アマチュア

The Amateur
「アマチュア」

20th Century Studios
(ディズニー)

5 1,100,000 38,950,469
10 7 The King of Kings

The King of Kings

Angel Studios

5 680,656 59,074,802

「サンダーボルツ*」V2! ピエロが人々を恐怖に陥れる低予算スラッシャー映画が5位

5月第2週の北米映画市場、週末3日間(5月9日~11日)の興行成績は、明暗が分かれる結果となりました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「サンダーボルツ*」(ディズニー)、マイケル・B・ジョーダン主演のR指定映画「Sinners(原題)」(ワーナー・ブラザース)などの大作が好調を維持する一方で、新作は観客動員に苦戦。週末全体の興収は前週から大幅に減少し、伸び悩む結果となりました。

「サンダーボルツ*」は公開2週目も首位をキープ。週末3日間で興収3300万ドル、累計で1億2800万ドルを超え、今夏の最初のヒット作品としての地位を築き上げています。「Sinners(原題)」も2位を維持し、週末3日間で興収2100万ドルを記録。全世界興収は2億8300万ドルをあげ、2025年の全世界興収ランキングで4位となっています。

アダム・チェーザレのカルト的な人気小説を映像化したスラッシャー映画「Clown in a Cornfield(原題)」(IFC Films)は、5位に初登場。寂れゆく町を舞台に、かつて町の成功の象徴だったピエロのキャラクターが現れ、人々を恐怖に陥れます。イーライ・クレイグ監督(「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」)がメガホンをとり、25年のSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)映画祭でプレミア上映。100万ドルに満たない製作費に対し、2277のスクリーンにて、週末3日間で興収360万ドルを記録しています。今週末の新作のなかでは、大きな成功をおさめており、ターゲット層に効果的にマーケティングすることで、低予算の作品でもヒットさせられることを証明しました。

6位は、ケリー・ワシントン(「ジャンゴ 繋がれざる者」)、オマール・シー(「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」)が共演したアクションスリラー「Shadow Force(原題)」(ライオンズゲート)。マーク・ストロング(「アトラス」)、ダバイン・ジョイ・ランドルフ(「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」)も顔をそろえ、ジョー・カーナハン監督(「炎のデス・ポリス」)がメガホンをとりました。懸賞金がかけられた、別居中のエリート工作員の夫婦(ワシントン、シー)は息子とともに、かつての雇用主である宿敵(ストロング)が送り込む、影の特殊部隊の追跡から逃れようとします。スターリング・K・ブラウン(「ブラックパンサー」)、ピラー・サボン(「ジャンゴ 繋がれざる者」)らが製作に参加。2170のスクリーンで公開され、週末3日間で興収201万ドルを記録し、興収の面では大きな苦戦を強いられました。

ジョシュ・ハートネット(「トラップ」)が主演した、ハンガリー、イギリス、アメリカ合作のアクションコメディ「Fight or Flight(原題)」(Vertical Entertainment)は、7位デビュー。ハートネットは、バンコクからサンフランシスコへのフライト中に、重要人物を保護するミッションに挑み、さまざまな国の敵と対峙することになる傭兵を演じています。2153のスクリーンで公開され、オープニング興収200万ドルをあげました。

2025年5月12日更新 Dan Knighton

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