全米映画ランキング : 2024年6月28日~2024年6月30日

全米映画ランキング:2024年7月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年6月28日~2024年6月30日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 インサイド・ヘッド2

Inside Out 2
「インサイド・ヘッド2」

Walt Disney
(ディズニー)

3 57,400,000 469,306,043
2 クワイエット・プレイス DAY 1 1 53,000,000 53,000,000
3 Horizon: An American Saga - Chapter 1 1 11,000,000 11,000,000
4 2 バッドボーイズ RIDE OR DIE

Bad Boys: Ride or Die
「バッドボーイズ RIDE OR DIE」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 10,335,000 165,250,016
5 カルキ 2898-AD

Kalki 2898 AD
「カルキ 2898-AD」

Prathyangira Cinemas
(ツイン)

1 5,408,972 10,969,605
6 3 ザ・バイクライダーズ 2 3,300,000 16,204,765
7 4 ねこのガーフィールド

The Garfield Movie
「ねこのガーフィールド」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

6 2,000,000 89,640,000
8 5 猿の惑星 キングダム 8 1,700,000 168,076,566
9 Jatt & Juliet 3

Jatt & Juliet 3

White Hill Studios

1 1,504,016 1,835,899
10 13 憐れみの3章

Kinds of Kindness
「憐れみの3章」

Searchlight Pictures
(ディズニー)

2 1,500,000 2,012,762

「インサイド・ヘッド2」V3! 「クワイエット・プレイス DAY 1」2位に初登場

6月最終週の北米映画市場では、新作5本が週末3日間の興行収入ランキングトップ10にランクインし、スクリーンの顔ぶれが入れ替わりました。2024年公開映画のなかで、興収がトップになった「インサイド・ヘッド2」(ディズニー&ピクサー)は、週末3日間で興収5700万ドルを記録。累計興収は4億6900万ドルをあげ、間もなく5億ドルに到達する勢いとなっています。

「決して音を立てていけない」という斬新な設定が話題を呼んだ人気シリーズの最新作「クワイエット・プレイス DAY 1」(ソニー)は、2位に初登場。音に反応する謎の生命体が突然現れ、世界が沈黙した日「DAY 1」を描いています。ルピタ・ニョンゴ(「それでも夜は明ける」)、ジョセフ・クイン(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)が共演。マイケル・サルノスキ(「PIG ピッグ」)がメガホンをとり、全2作の監督であるジョン・クラシンスキーが製作に参加しました。製作費6700万ドルに対し、事前の予測を上回る、興収5300万ドルをあげました。

3位は、ケビン・コスナーが監督・主演を務めた「Horizon: An American Saga - Chapter 1(原題)」(ワーナー)。南北戦争前後のアメリカ西部開拓の15年を描いた群像劇で、シエナ・ミラー(「21ブリッジ」)、サム・ワーシントン(「アバター」)、ジョバンニ・リビシ(「コールド マウンテン」)らが顔をそろえています。製作費5000万ドルに対し、週末3日間で興収1100万ドルを記録。続編「Chapter 2」は、8月公開予定です。

インドのSFアクション「Kalki 2898 AD(原題)」(Prathyangira Cinemas)は、5位デビュー。ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の最後の化身であるカルキの誕生を守ろうとする戦士たちの姿を描いています。プラバース(「SALAAR サラール」)が主演、ナーグ・アシュウィン(「伝説の女優 サーヴィトリ」)が監督を担当。製作費6億ドルに対し、週末3日間で興収540万ドルをあげました。インドのロマンティックコメディ「Jatt & Juliet 3(原題)」(White Hill Studios)は、9位にランクイン。ふたりの警察官が、ある複雑な任務のためにロンドンに向かいます。週末3日間で興収150万ドルを記録しました。

10位には、「哀れなるものたち」のエマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が再タッグを組んだ「憐れみの3章」(サーチライト・ピクチャーズ)が登場。2週目にして拡大公開され、トップ10入りを果たしました。第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞しました。ストーン、プレモンスをはじめ、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ママドゥ・アティエらが共演。3つの物語のなかで、同じキャストがそれぞれ異なるキャラクターを演じる構成となっています。製作費1500万ドルに対し、週末3日間で興収150万ドルをあげました。

2024年7月1日更新 Dan Knighton

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