全米映画ランキング : 2024年5月3日~2024年5月5日

全米映画ランキング:2024年5月6日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年5月3日~2024年5月5日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 フォールガイ

The Fall Guy
「フォールガイ」

Universal
(東宝東和)

1 28,500,000 28,500,000
2 スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 1 8,080,000 8,080,000
3 1 チャレンジャーズ

Challengers
「チャレンジャーズ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 7,642,617 29,462,046
4 タロット 死を告げるカード 1 6,500,000 6,500,000
5 3 ゴジラ×コング 新たなる帝国 6 4,500,000 188,067,009
6 4 シビル・ウォー アメリカ最後の日

Civil War
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

A24
(ハピネットファントム・スタジオ)

4 3,550,395 62,006,312
7 2 キセキを紡ぐ愛の唄 2 3,000,000 13,143,890
8 7 カンフー・パンダ4 伝説のマスター降臨 9 2,400,000 188,345,995
9 5 アビゲイル

Abigail
「アビゲイル」

Universal
(東宝東和)

3 2,300,000 22,790,900
10 8 ゴーストバスターズ フローズン・サマー

Ghostbusters: Frozen Empire
「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

7 1,800,000 109,902,874

ライアン・ゴズリング主演「フォールガイ」首位デビュー! 「スター・ウォーズ ファントム・メナス」再上映は2位

5月第1週の北米映画市場では、夏に向けての興行がスタートしたようで、興行収入は前月の減少傾向からはようやく回復。しかし、好調な幕開けといえるほどの成績にはなりませんでした。

興収ランキングで初登場1位を飾ったのは、ライアン・ゴズリングと、「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督がタッグを組んだアクション「フォールガイ」(ユニバーサル)。1980年代のテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを描いています。

大怪我を負い、一線から退いていたスタントマンのコルト(ゴズリング)は、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会します。そんななか、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトは、トムの行方を追いますが、思わぬ事件に巻き込まれます。ジョディ役のエミリー・ブラント、トム役のアーロン・テイラー=ジョンソンに加え、トムのアシスタント役でステファニー・スー(「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」)が共演。サウス・バイ・サウスウエスト映画祭(SXSW2024)で上映され、批評家たちの好評を得ましたが、週末3日間の興収は2850万ドルにとどまりました。ちなみに、製作費は1億5000万ドル以上と予想されています。

劇場公開25周年を記念し再上映された「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」(20世紀スタジオ)は、2位に登場。ディズニープラスで6月5日から配信される新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ アコライト」の新映像とともに上映されました。週末3日間で興収800万ドルをあげ、25年の歴史のなかで、累計興収は5億ドル近くに達しています。

4位デビューを飾ったのは、1992年刊行の小説をもとにしたホラー「Tarot(原題)」(ソニー)。タロットカード占いの神聖なルールを破ったグループが、カードに閉じ込められた邪悪なものを解き放ち、恐怖に襲われるさまを描いています。スペンサー・コーエンとアンナ・ハルバーグがメガホンをとり、批評家たちからの評判は芳しくなかったものの、週末3日間で、製作費の半分以上に匹敵する興収650万ドルをあげました。

2024年5月6日更新 Dan Knighton

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