国内映画ランキング : 2006年12月23日~2006年12月24日
映画ランキング : 2006年12月26日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2006年12月23日~2006年12月24日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 硫黄島からの手紙配給:ワーナー | 丸の内ピカデリー1ほか 松竹・東急系 | 3 | |
2 | 初 | 大奥配給:東映 | 丸の内TOEI1ほか東映系 | 1 | |
3 | 2 | 劇場版どうぶつの森配給:東宝 | お台場シネマメディアージュほか東宝系 | 2 | |
4 | 3 | エラゴン/遺志を継ぐ者配給:フォックス | 日劇1ほか東宝系 | 2 | |
5 | 4 | 武士の一分配給:松竹 | 丸の内ピカデリー2ほか 松竹・東急系 | 4 | |
6 | 7 | NANA2配給:東宝 | 日劇2ほか東宝系 | 3 | |
7 | 初 | シャーロットのおくりもの配給:UIP | 日比谷スカラ座ほか東宝系 | 1 | |
8 | 9 | 007/カジノ・ロワイヤル配給:ソニー | サロンパス・ルーブル 丸の内ほか松竹・東急系 | 4 | |
9 | 6 | ライアンを探せ!配給:ブエナビスタ | 丸の内プラゼールほか 松竹・東急系 | 2 | |
10 | 8 | 犬神家の一族配給:東宝 | 有楽座ほか東宝系 | 2 |
※ファーストラン時点
「硫黄島」強し。「大奥」が2位、「シャーロット」は7位
ディープインパクトの引退レースもあり、今年最後の盛り上がりを見せた中央競馬。映画界も今年最後の封切り作品がお披露目となり、年末年始の盛り上がりに期待が高まるところ。そして今週も、首位は「硫黄島からの手紙」。公開3週目で早くも興収20億円を超え、正月映画の一等賞の座を独走中、最終的には50億円以上を稼ぎそうだ。2位には初登場の「大奥」。土日2日間の成績は、動員17万9000人、興収2億3800万円と、「男たちの大和」対比70%とまずまずの出足。フジテレビ作品で比較すると、今夏の「UDON」の129%という水準。最終的には15~20億円ぐらいの興収が見込まれるということになる。以下、「エラゴン」「どうぶつの森」「武士の一分」といったところが順当に1ランク下げているが、その中では先行していた「武士の一分」が興収20億円を超えて来た。これが正月の二等賞となるのか。初登場作品はもう1本、「シャーロットのおくりもの」が7位でデビュー。全米同様、不完全燃焼のオープニングとなった。国内市場に動物ものが飽和してしまったのも逆風。さて、すべての作品が出そろった正月戦線だが、どうやら07年正月の興収も、06年年間の興収も、昨年を下回りそうな雰囲気が濃厚である。
2006年12月26日更新 駒井尚文