全米映画ランキング : 2005年11月4日~2005年11月6日

全米映画ランキング:2005年11月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2005年11月4日~2005年11月6日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Chicken Little
「チキン・リトル」

Walt Disney
(ブエナビスタ)

3,654 1 40,049,778 40,049,778
2

Jarhead
「ジャーヘッド」

Universal
(UIP)

2,411 1 27,726,210 27,726,210
3 1

Saw II
「ソウ2」

Lions Gate
(アスミック)

2,949 2 16,853,399 60,121,241
4 2

The Legend of Zorro
「レジェンド・オブ・ゾロ」

Columbia
(松竹/ブエナビスタ)

3,520 2 10,023,822 30,311,466
5 3

Prime

Universal

1,827 2 5,143,630 13,336,830
6 4

Dreamer: Inspired by a True Story
「ドリーマー」

DreamWorks
(アスミック)

2,617 2 4,794,741 23,821,719
7 12

Good Night, And Good Luck.
「グッドナイト&グッドラック」

Warner Independent
(東北新社)

657 5 3,066,046 10,972,902
8 6

The Weather Man

Paramount

1,510 2 2,870,706 8,639,482
9 21

Shopgirl

Touchstone/Hyde Park Entertainment

493 3 2,520,844 3,482,699
10 10

Flightplan
「フライトプラン」

Touchstone
(ブエナビスタ)

1,445 7 2,290,690 84,413,231

「チキン・リトル」が首位。「ジャーヘッド」が2位

ディズニーのCGIアニメ「チキン・リトル」が、3日間の興収4000万ドル超の好成績で首位に。これは94年の「ライオン・キング」に次ぐ、ディズニーアニメ史上2位のオープニング成績。実はこの作品、ディズニーが初めて自社で製作したCGIアニメであり、来年の「カーズ」でピクサーとの提携が一旦解消されることを考えると、非常に重要な出来事。2位は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督の新作「ジャーヘッド」。主演はジェイク・ギレンホールで、共演にジェイミー・フォックス、クリス・クーパーといったオスカー俳優が名を連ねる。狙撃兵として湾岸戦争に出兵した青年の手記「ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白」(アスペクト刊)を元に湾岸戦争の実態を描いた社会派ドラマ。オスカーを意識する作品だが、批評家受けは今一歩。そして、公開5週目で拡大され、7位に入ったのがジョージ・クルーニー監督第2作「グッドナイト&グッドラック」。50年代の合衆国を舞台に、赤狩りの首謀者マッカーシー上院議員に対して敢然と立ち向かったTVジャーナリストの戦いを描いた社会派ドラマ。こちらもオスカーを意識した作品で、先のベネチア映画祭で脚本賞、主演男優賞を受賞したほか、全米の批評家からも高い評価を得ている。9位には同じく拡大公開の「ショップガール」。スティーブ・マーティンが自らの処女小説を映画化したラブコメで、クレア・デーンズが共演。

2005年11月8日更新 藤井竜太郎

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