国内映画ランキング : 2004年11月20日~2004年11月21日

映画ランキング : 2004年11月24日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2004年11月20日~2004年11月21日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1

ハウルの動く城

配給:東宝

日比谷スカラ座1ほか東宝系 1
2 1

いま、会いにゆきます

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 4
3 2

コラテラル

配給:UIP

日劇1ほか東宝系 4
4 3

海猫

配給:東映

丸の内TOEI1ほか 2
5 4

隠し剣 鬼の爪

配給:松竹

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 4
6 5

笑の大学

配給:東宝

シャンテシネほか東宝系 4
7 6

血と骨

配給:松竹/ザナドゥー

丸の内プラゼールほか松竹・東急系 3
8 7

キャットウーマン

配給:ワーナー

丸の内ルーブルほか松竹・東急系 3
9 9

2046

配給:ブエナビスタ

日劇3ほか東宝系 5
10 10

80デイズ

配給:ヘラルド

渋谷東急ほか松竹・東急系 3

※ファーストラン時点

「ハウル」、2日間で興収約15億円の猛ダッシュ

全国紙でも報じられたように、全国448スクリーンで公開された「ハウルの動く城」が期待通りの好スタート。公開2日間の成績は、動員が110万4980人、興収で14億8384万3060円というもの。これは、3年前の「千と千尋の神隠し」(最終興収304億円)の出足と比較し、動員で137.3%、興収で141.1%(全国336スクリーン)、また、昨年の「踊る大捜査線2」(最終興収173.5億円)との比較では動員で約128%、興収で約120%(全国408スクリーン)という水準で、日本映画としてはもちろん過去最高のオープニング記録を樹立している。過去2本の宮崎アニメが夏休み映画として公開され、「もののけ姫」が194億円、「千と千尋の神隠し」が304億円という超ウルトラ級のヒットをものにしたわけだが、今回は冬の公開(マーケットは夏よりかなり小さい)。 と考えると、参考数値は「ハリポタ」シリーズあたりを引くのが妥当。「賢者の石」……02年12月公開、203億円。「秘密の部屋」……03年11月公開、173億円。 そして冬→夏に公開時期が変わった「アズカバンの囚人」は今年の6月公開で興収135億円。もちろん「ハウル」の場合、興行網を握る東宝が配給であるというアドバンテージはあるが、200億円とか300億円という数字は現時点ではまだまだリアリティがない。強いて言うなら「150億円は確実」といったところか。それにしても大変な数字で、まさに「国民映画」の称号が相応しいと思う。

2004年11月24日更新 駒井尚文

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