全米映画ランキング : 2004年4月16日~2004年4月18日

全米映画ランキング:2004年4月20日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年4月16日~2004年4月18日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Kill Bill Vol.2
「キル・ビル Vol.2」

Miramax
(ギャガ・ヒューマックス)

2,971 1 25,104,949 25,104,949
2

The Punisher

Lion's Gate

2,649 1 13,834,527 13,834,527
3 3

Johnson Family Vacation

Fox Searchlight

1,326 2 5,950,280 20,977,918
4 2

Hellboy
「ヘルボーイ」

Sony
(UIP)

2,897 3 5,652,030 50,308,617
5 6

Home on the Range

Buena Vista

2,735 3 5,507,064 37,782,081
6 7

Scooby-Doo 2: Monsters Unleashed
「スクービー・ドゥー2/モンスター・パニック」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,810 4 5,227,232 72,307,969
7 5

Walking Tall

MGM

2,444 3 4,601,007 36,634,257
8 9

Ella Enchanted

Miramax

1,939 2 4,241,089 13,579,980
9 4

The Alamo
「アラモ」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

2,609 2 4,138,571 16,402,427
10 1

The Passion of The Christ
「パッション」

New Market
(ヘラルド)

2,848 8 4,051,112 360,761,619

「キル・ビルVol.2」が首位デビュー。1作目を上回る出足

「キル・ビル Vol.2」が首位デビューに成功。好意的な批評の後押しもあって、公開後3日間の興収は昨年10月の「~Vol.1」を約15%上回る2510万ドル。今週末、日本ではどんな結果になるか楽しみである。2位にはマーヴル・コミックの原作を映画化した「パニッシャー」。「ディープ・ブルー」のトーマス・ジェーンとジョン・トラボルタが共演。囮捜査に従事していたFBIの特別捜査官が、潜入組織に素性がバレてしまい、妻子を殺され、組織に復讐するというストーリーで89年にドルフ・ラングレン主演でも製作されている。配給元のライオンズ・ゲートは、同社としては過去最大規模での公開に打って出たが、3日間で興収約1400万ドルとそこそこのヒット。サマー・シーズンの大作が出てくる前に稼いでおきたいところである。3位以下の顔ぶれは先週とほぼ同様だが、「アラモ」の大幅ダウンが目立つところ。製作費1億ドル突っ込んで、公開後10日間の興収が1600万ドルそこそこという潰滅的状況。ディズニーのCEO、マイケル・アイズナーのクビは寒くなるばかり。そしてイースターが終わり、これまた一気にランクダウンしたのが「パッション」。2月25日の公開とともに巻き起こった大旋風も、どうやらここらでフェイドアウトの模様。それでもここまでの興収は3億6000万ドルを超え、「ジュラシック・パーク」を抜いて全米歴代で7位となった。

2004年4月20日更新 藤井竜太郎

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