全米映画ランキング : 2000年9月15日~2000年9月17日

全米映画ランキング:2000年9月19日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2000年9月15日~2000年9月17日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1

The Watcher
「ザ・ウォッチャー」

Universal
(ギャガ/ヒューマックス)

2,745 2 5,700,000 17,300,000
2

Bait

Warner Bros.

2,352 1 5,500,000 5,500,000
3 3

Bring It On

Universal

2,427 4 5,100,000 50,900,000
4 2

Nurse Betty

USA Films

1,469 2 4,700,000 13,600,000
5 6

What Lies Beneath
「ホワット・ライズ・ビニース」

Dreamworks
(フォックス)

2,007 9 2,600,000 145,700,000
6 5

Space Cowboys
「スペース・カウボーイ」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,461 7 2,500,000 82,200,000
7 4

The Cell
「ザ・セル」

New Line
(ギャガ/ヒューマックス)

2,250 5 2,450,000 55,000,000
8

Almost Famous
「邦題未定」

Dreamworks
(ソニー)

131 1 2,300,000 2,400,000
9

Duets
「デュエット」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

581 1 2,000,000 2,000,000
10 34

Scary Movie
「最終絶叫計画」

Dimension
(ヘラルド)

1,997 11 2,000,000 151,700,000

オリンピックの影響で、全米の劇場は閑古鳥?

キアヌ・リーブスが悪役を演じる「ザ・ウォッチャー」が今週も1位 。しかし、ボックスオフィスは570万ドル (約6億円) と、1位作品の中ではかなりの低レベル。これは、土曜日から始まったシドニー五輪の影響もかなりある模様。サマーシーズンが終わり、ただでさえ興行が冷え込むこの時期、オリンピックのようなビッグ・イベントがライバルとあっては、メジャースタジオも大作の封切りをぶつけることは得策でない。そんな中、初登場で2位につけたのが、“次のウィル・スミス”との呼び声高いジェイミー・フォックス (「エニイ・ギブン・サンデー」) が主演する「Bait」。盗まれた政府の金貨を奪還するために、おとり捜査の“おとり”になるのが彼の役どころ。そして今週最大の注目作は、8位に初登場の「Almost Famous」。70年代、ローリング・ストーン誌の仕事に就いたジャーナリストの話。全米の批評家が激賞しており、来年のオスカー候補とも目される一品だ。監督はキャメロン・クロウ。現在は限定公開中で、この29日から拡大公開となる。そして、グウィネス・パルトロウが父親と作ったカラオケ映画「デュエット」が9位。10位の「最終絶叫計画」は、再び拡大公開し、返り咲き。しぶといです。

2000年9月19日更新 藤井竜太郎

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