フローレンス・ハート : ウィキペディア(Wikipedia)

フローレンス・ハート(, 1893年1月8日 - 1960年3月30日)は、アメリカ合衆国の女優であるFlorence Hart, Internet Movie Database , 2010年6月16日閲覧。。

人物・来歴

生年生地不詳。

1913年(大正2年)に、ニューヨークのブロードウェイにあるカジノ劇場で、カール・ミレッカーのオペレッタ『乞食学生行進曲』(The Beggar Student, 原題 Der Bettelstudent)の舞台にコーラスの1人として立った記録があるFlorence Hart, Internet Broadway Database , 2010年6月16日閲覧。。

1920年(大正9年)、ユニヴァーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー(現在のユニバーサル・ピクチャーズ)が製作・配給、ノーマン・ドーンが監督、青木鶴子が主演したサイレント映画『東京の妖婦』に脇役として出演、同年6月に同作が公開されたのが、もっとも古い映画への出演記録である。同月26日、同年に前妻と離婚したばかりのスター俳優ケネス・ハーランと結婚する。夫ハーランは前年11月1日に公開されたジョージ・シーグマン監督の『戦慄』(別題『恐怖の瞬間』)を最後に、ユニヴァーサルを退社している, 2010年6月16日閲覧。が、フローレンスが出演した『東京の妖婦』は、『戦慄』の脚本家ドリス・シュローダーの作品である, 2010年6月16日閲覧。。同年8月、フェイマス・プレイヤー=ラスキーで脇役として出演した、ウィリアム・C・デミル監督、トーマス・ミーアン主演の『愛と芸術』が公開される。

1921年(大正10年)、ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ(ヴァイタグラフ・スタジオ)で脇役として出演した、ジョージ・ランドルフ・ チェスター監督、ウィルフリッド・ノース主演の『二代成金』、ならびにアール・ウィリアムスが自らのアール・ウィリアムス・プロダクションズで製作して主演、ヴァイタグラフが配給したデイヴィッド・スミス監督の It Can Be Done 、この2作以降の出演記録は見当たらない。

1922年(大正11年)、夫ハーランと離婚する。ハーランは同年、スチュアート・ペイトン監督の『命懸けの大競争』、ウィリアム・A・サイター監督の『女は曲者』で、女優のマリー・プレヴォーと共演、2年後にはプレヴォーと結婚している。

1960年(昭和35年)3月30日、ペンシルベニア州ジャーマンタウンにて67歳で死去した。

フィルモグラフィ

すべて出演作である。

  • 『東京の妖婦』 A Tokyo Siren : 監督ノーマン・ドーン、主演青木鶴子、1920年 - 出演・役 Amelia Niblock
  • 『愛と芸術』 The Prince Chap : 監督ウィリアム・C・デミル、主演トーマス・ミーアン、1920年 - 出演・役 Claudia's Mother
  • 『二代成金』 The Son of Wallingford : 監督ジョージ・ランドルフ・ チェスター、主演ウィルフリッド・ノース、1921年 - 出演・役 Mrs. Fannie Wallingford
  • It Can Be Done : 監督デイヴィッド・スミス、主演アール・ウィリアムス、1921年 - 出演・役 Mrs. Standish

関連事項

  • カジノ劇場 (ブロードウェイ) ([[:en:Casino Theatre (Broadway)]])
  • 青木鶴子 ([[:en:Tsuru Aoki]])
  • ドリス・シュローダー ([[:en:Doris Schroeder]])
  • フェイマス・プレイヤー=ラスキー ([[:en:Famous Players-Lasky]])
  • ヴァイタグラフ・スタジオ ([[:en:Vitagraph Studios]])
  • デイヴィッド・スミス (映画監督) ([[:en:David Smith (director)]])

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2020/01/06 11:59 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「フローレンス・ハート」の人物情報へ