ヘンリー・ホッパー
父は名優デニス・ホッパー(「イージー・ライダー」「ブルーベルベット」)で、母は女優キャサリン・ラ・ナサ。14歳からリー・ストラスバーグ・インスティチュートで演技のレッスンを受ける。カリフォルニア芸術大学で絵画と彫刻を学ぶが、1年で退学して友人とドイツ・ベルリンで過ごす。映画出演のオファーが多々あるなか、ガス・バン・サント監督の「永遠の僕たち」(11)をデビュー作に選び、交通事故で両親を亡くして自らも臨死体験をした10代の少年イーノックを演じた。同作は、カンヌ国際映画祭・ある視点部門のオープニングで上映された。米メディアのインタビューでは、優等生であることを否定したり、CGを多用した大作映画を批判したりするなど、父親をほうふつさせる反骨精神の一端をうかがわせた。