中島央 : ウィキペディア(Wikipedia)

中島 央(なかじま ひろし、1975年 - )は、日本の映画監督・脚本家。

東京都生まれ。2003年、サンフランシスコ州立大学映画学科卒業。

過去にアメリカ・ハリウッドにて、劇場長編映画2本、短編を1本発表。全ての作品はアメリカ人のスタッフ・キャストで製作された英語作品である。

デビュー作『Lily』、『シークレット・チルドレン』(FOX/NTTぷらら製作)は全米、ヨーロッパの映画祭で幅広く上映され、両作品とも日本全国で劇場公開され、現在はDVD化され、全国に流通している。

また、全ての監督作品の脚本も自身で執筆している。

現在まで監督してきた全作品で海外の国際映画祭にて総計62の受賞・ノミネーションを獲得。

また今までに映画作品だけではなく、その他、沢山のCM、ドラマ等の監督も務めている。

近年は監督・脚本作品の制作が集中しており、2023年冬に最新作となる初の日本語作品となる、日本映画 『TOKYO, I LOVE YOU』 が、日本全国に渡る劇場でロードショー公開。本作は監督自身の生まれ故郷である“東京”への熱い想いを綴った作品であり、現代の東京で暮らす様々な人々の生き様をドラマチックに描く感動的な人間賛歌となっている。

同作は世界各国、海外の映画賞から最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞、といったメイン部門の賞を中心に、40賞もの映画賞を受賞している。

概要

東京都出身。アメリカ・カリフォルニア州にて映画製作を学ぶ。東京都立高校を中退。ニュージーランドの高校を卒業後、渡米。サンフランシスコ州立大学映画学科卒業後、脚本家としてキャリアをスタート。 2011年にハリウッドで制作された全編英語作品『Lily』で鮮烈なデビューを飾る。

最新作『TOKYO, I LOVE YOU』は、自身の故郷・東京への熱い想いを描いた渾身の一作。本作は世界各国の映画祭を席巻し、グランプリ、最優秀作品賞、監督賞、脚本賞など主要部門を次々と獲得。

その受賞歴は実に40冠に及び、国際的な評価を確立している。

現在は国内においても、AMAZON PRIMEをはじめとする各種ストリーミングサービスで配信され、本作品は多くの観客の心を捉え続けている。

映画

  • Lily (短編映画) (2007年、監督・脚本・製作)
  • Lily (映画) (2010年、監督・脚本・製作)(2011年4月日本公開)
  • シークレット・チルドレン (2014年、監督・脚本・製作)(2014年5月日本公開)
  • SUMMER TOKYO (短編映画) (2014年、監督・脚本) (2014年10月 ひかりTV VOD放送)
  • TOKYO, I LOVE YOU (映画) (2023年、監督・脚本・製作)

受賞歴

『TOKYO, I LOVE YOU』受賞歴 

  • 2025年 シネマ・ワールドフェスト映画賞 (アメリカ)- グランプリ(年間最優秀作品賞) 受賞
  • 2025年 ニューヨーク国際映画賞 (アメリカ)- 最優秀監督賞 受賞
  • 2025年 ロビンソン映画賞(イタリア)- 最優秀外国映画賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀撮影賞、最優秀男優賞、最優秀作曲賞 受賞
  • 2025年 バンコク映画賞(タイ)- 最優秀監督賞(批評家賞)受賞
  • 2025年 インターナショナル・インディペンデント映画賞(アメリカ)- 最優秀脚本賞 受賞
  • 2025年 ティエテ国際映画賞(ブラジル)- 最優秀女優賞(銀賞部門)、最優秀音響賞(銀賞部門)受賞
  • 2025年 ニューヨーク・シティ国際映画祭(アメリカ) - 最優秀国際映画賞、最優秀作曲賞、最優秀プロデューサー賞 受賞
  • 2024年 シネマ・ワールドフェスト映画賞 (アメリカ)- 最優秀映画賞、最優秀ドラマ作品賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、美術賞、照明賞 受賞
  • 2024年 ハリウッド・インディペンデント映画作家賞(アメリカ) - 金賞(ドラマ作品部門)受賞
  • 2024年 ロサンゼルス映画賞(アメリカ) - 最優秀ドラマ作品賞 受賞
  • 2024年 ロンドン・インディペンデント映画賞(イギリス) - 最優秀外国映画賞 受賞
  • 2024年 スウェーデン映画賞 (スウェーデン)- 最優秀脚本賞 受賞
  • 2024年 サンディエゴ映画賞 (アメリカ)- 最優秀外国映画賞 受賞
  • 2024年 ワールド・クラス映画賞(メキシコ) - 最優秀アジア映画賞 受賞
  • 2024年 ローマ国際映画賞(イタリア) - 最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀プロデューサー賞 受賞
  • 2024年 アコレード国際映画賞(アメリカ) - 優秀賞 特別賞(アジアテーマ部門)受賞
  • 2024年 アメリカン・フィルマティック芸術賞(アメリカ)- 特別賞 受賞
  • 2024年 ワールド・プレミア映画賞(アメリカ) - 最優秀映画賞、最優秀ドラマ作品賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、美術賞、照明賞 受賞

2010年 映画「Lily」

  • ロサンゼルス・ムービー・アワード 2010 / 長編映画部門HONARABLE MENTION受賞
  • ザ・アコレード 2010 アワード・オブ・メリット受賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭 2010 -ノミネート- 最優秀作品賞ドラマ部門

2009年 映画「Lily」

  • メキシコ国際映画祭2009 シルバー・パーム・アワード受賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2009 -ノミネート- 最優秀作品賞ドラマ部門
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2009 -ノミネート- 最優秀撮影賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2009 -ノミネート- 最優秀音響賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2009 -ノミネート-最優秀サウンドトラック賞

2007年 リリィ(短編映画)(原題:Lily)

  • 全米アメリカン・ジェム・脚本コンテスト2006 TOP25脚本賞受賞
  • 第40回ヒューストン国際映画祭 最優秀短編作品賞(プラチナム・アワード)オリジナル・コメディ部門受賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2007 最優秀楽曲受賞
  • エヴァーグレイズ国際映画祭(南アフリカ)金賞・最優秀短編作品賞受賞
  • スワンシー国際映画祭2007(イギリス)-ノミネート- 最優秀短編作品賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2007 -ノミネート-年間最優秀監督賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2007 -ノミネート-主演女優賞
  • アクション・オン・フィルム国際映画祭2007 -ノミネート-最優秀撮影賞

英語オリジナル脚本作品

2006年

  • フィルムメーカー国際脚本コンペティション2006 -エイス・ファイナリスト <長編映画脚本“ホワイトルーム”>
  • フィルムメーカー国際脚本コンペティション2006 -エイス・ファイナリスト<長編映画脚本“リピート・アフター・ミー”>
  • 全米フェイド・イン・アワード脚本コンテスト2006 -クォーター・ファイナリスト <長編映画脚本 “ホワイトルーム”>
  • アメリカン・ジェム国際短編脚本コンテスト2006 - TOP25賞<短編映画脚本 “リリィ”>

2005年

  • 全米スクリーンプレイ脚本フェスティバル2005 -フィナリスト<長編映画脚本 “リピート・アフター・ミー”>
  • スクリプトルーザ国際脚本コンペティション2005 -セミ・ファイナリスト <長編映画脚本“ホワイトルーム”>

2004年

  • 全米スクリーンプレイ脚本フェスティバル2004 -準グランプリ-アクション・アドベンチャー作品部門<長編映画脚本“ホワイトルーム”>

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/10/28 04:32 UTC (変更履歴
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