山口勇子 : ウィキペディア(Wikipedia)

山口 勇子(やまぐち ゆうこ、1916年10月22日 - 2000年1月3日朝日新聞、2000年1月4日朝刊社会面)は、日本の児童文学作家、小説家。

原水爆禁止日本協議会理事、日本民主主義文学同盟の副議長もつとめた。

経歴

広島県広島市出身。広島女学院専門学校中退。広島にて被爆した体験をもとにした文学作品を発表する。

1982年(昭和57年)に長編小説『荒れ地野ばら』にて第14回多喜二・百合子賞を受賞する。

創作活動の傍ら、原水爆禁止日本協議会代表理事となり反核運動に取り組む。東京上野恩賜公園のモニュメント「原爆の火」設立の発起人にもなった。

著書

児童向け

  • 『スカーフは青だ』(新日本出版社) 1969
  • 『かあさんの野菊』(新日本出版社) 1974
  • 『絵本 おこりじぞう』(四国五郎画、金の星社) 1979 
  • 『人形マリー』(新日本出版社) 1980
  • 『おこりじぞう』(新日本出版社) 1982
  • 『ヒロシマの火』(新日本おはなし文庫) 1988

一般向け

  • 『荒れ地野ばら』(新日本出版社) 1981
  • 『みずき芽吹くとき』(新日本出版社) 1984
  • 『海はるか』(新日本出版社) 1988
  • 『にんげんの鎖』全2巻(新日本出版社) 1989

共著

  • 『短編集 真夏日に撃たれて』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1995
  • 『短編集 竹筒に花はなくとも』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1997

関連項目 

  • 日本の小説家一覧
  • 児童文学作家一覧
  • 劇団かかし座:影絵専門劇団。「かさこじぞう / おこりじぞう」 1986年 -
  • 中村啓子:短編人形アニメーション「おこりじぞう」(翼プロダクション制作、文部省選定) 1983:ナレーション
  • 木内みどり:「おこりじぞう」:朗読 2016年
  • 笠原弘子:舞台「おこりじぞう」:出演
  • 広島原爆をテーマとした作品

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/01/27 23:16 UTC (変更履歴
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