ベラ・ラルストン : ウィキペディア(Wikipedia)

ヴェラ・ラルストンVera Ralston, 本名:, 1919年7月12日 - 2003年2月9日)はフィギュアスケート選手。後に女優。

チェコスロヴァキアのプラハの裕福な宝石商の家庭に生まれる。1930年代にはフィギュアスケート選手として活躍し、1936年のヨーロッパフィギュアスケート選手権で15位、同年のガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピックに15歳でチェコスロヴァキア代表として出場し17位となる。この時、アドルフ・ヒトラーに会う機会があり、ヒトラーに「鉤十字のためにスケートをしてもらえるか」と聞かれ、彼女は「鉤十字の上を滑る方がいい」と答えたという。 翌1937年のヨーロッパ選手権では7位となった。

第二次世界大戦が勃発すると1940年代にアメリカに移住。1943年にリパブリック・ピクチャーズと契約してハリウッド映画に出演するようになる。出演作品としてはジョン・ウェインと共演した「ダコタ荒原」や「ケンタッキー魂」などがある。1952年にリパブリック・ピクチャーズのオーナーであったハーバート・J・イエーツと結婚。1958年に女優業を引退した。

主な出演映画

  • ダコタ荒原 Dakota (1945)
  • アマゾンの美女 Angel on the Amazon (1948)
  • ケンタッキー魂 The Fighting Kentuckian (1949)
  • 暴力帝国 Hoodlum Empire (1952)
  • ジャバへの順風 Fair Wind to Java (1953)
  • テキサス街道 Jubilee Trail (1954)
  • 野性地帯 Timberjack (1955)

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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/08/31 12:29 UTC (変更履歴
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