バッド・ベティカー : ウィキペディア(Wikipedia)
バッド・ベティカー(Budd Boetticher 、1916年7月29日 - 2001年11月29日)は、アメリカ合衆国の映画監督である。本名はオスカー・ベティカー・ジュニア(Oscar Boetticher Jr.)。
経歴
1916年7月29日、イリノイ州シカゴにてオスカー・ベティカー・ジュニアとして生まれる。大学で学んだのち、メキシコへ渡り、プロの闘牛士となる。
1941年、技術顧問として関わったルーベン・マムーリアン監督『血と砂』で映画業界に進出する。1944年の監督デビュー以来、西部劇をはじめとして約40本の映画を手がけた。
2001年11月29日、カリフォルニア州サンディエゴにて死去。85歳没。
批評家のアンドレ・バザンがベティカーの『七人の無頼漢』を絶賛したほか、彼の作品はサム・ペキンパー、セルジオ・レオーネ、マーティン・スコセッシなどに愛された。
フィルモグラフィー
特記なき作品は監督を担当。
映画
- ミステリアスな一夜 One Mysterious Night (1944年)
- 消えた陪審員 The Missing Juror (1944年)
- 霧の中の逃走 Escape in the Fog (1945年)
- 閉ざされた扉の陰 Behind Locked Doors (1948年)
- 美女と闘牛士 Bullfighter and the Lady (1951年)
- ロデオ・カントリー Bronco Buster (1952年)
- シマロン・キッド The Cimarron Kid (1952年)
- 征服されざる西部 Horizons West (1952年)
- レッドボール作戦 Red Ball Express (1952年)
- 最後の酋長 Seminole (1953年)
- 平原の待伏せ The Man from the Alamo (1953年)
- 海底の大金塊 City Beneath the Sea (1953年)
- 灼熱の勇者 The Magnificent Matador (1955年)
- 殺し屋は放たれた The Killer Is Loose (1956年)
- 七人の無頼漢 Seven Men from Now (1956年)
- 反撃の銃弾 The Tall T (1957年)
- 決闘ウエストバウンド Westbound (1959年)
- 暗黒街の帝王 レッグス・ダイヤモンド The Rise and Fall of Legs Diamond (1960年)
- 決闘コマンチ砦 Comanche Station (1960年)
- 真昼の死闘 Two Mules for Sister Sara (1970年) - 原案
テレビドラマ
- マーベリック Maverick (1957年)
著書
- When in Disgrace (1989年) ISBN 9781882747696
受賞
- 1992年 - 第18回ロサンゼルス映画批評家協会賞 - 生涯功労賞
関連文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/27 20:07 UTC (変更履歴)
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