高橋厚子 : ウィキペディア(Wikipedia)

は、日本の元女優。本名同じ。

東京都出身。

人物

1964年、劇団ひまわりに入団。入団のきっかけは友人に誘われたためであった。

1966年、東宝芸能学校に入り、第6期オール東宝ニュータレントとして東宝と契約。同期には、小林夕岐子宮内恵子ひし美ゆり子、若原啓子らがいる。

東宝入社後は、『あこがれ』(1966年)でデビュー後、『伊豆の踊子』(1967年)、『育ちざかり』(1967年)などの映画に出演する。

1969年、『育ちざかり』で内藤洋子の友人、『日本一の断絶男』でなべおさみの相手役を演じて川崎市民映画コンクールで新人賞を受賞。1970年の紹介記事では、川崎市民映画コンクールで受賞したことについて「嬉しくて励みになる」と語る一方、「正直に言えば活躍不足だったので、今年は映画で主役を演じたい」と述べている。

東宝の1970年のホープとして『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』のヒロイン・星野アヤ子役に抜擢される「怪獣来る!厚ちゃん危し 有川貞昌・高橋厚子対談」『東宝映画』1970年3月号、8-9頁。。

1970年のテレビドラマ『アテンションプリーズ』で、紀比呂子演じる主人公の同期生・広村綾子役でレギュラー出演。当時の紹介記事では、東宝が内藤洋子や酒井和歌子に続いて売り出す方針としていた。

『伊豆の踊子』『育ちざかり』『アテンションプリーズ』のいずれも主人公の友人役であった。

趣味は、スケートや編み物。目標とする女優として、浅丘ルリ子大空眞弓を挙げている。また、土屋嘉男久保明佐原健二らの出演作品でもある映画『マタンゴ』を中学生当時に鑑賞していたことから、後年の『決戦!南海の大怪獣』では土屋らと共演できたことに感激したという。

その後、結婚を機に引退。

出演

映画

  • フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年、東宝) - 看護婦・テレビの女 [2役]
  • あこがれ(1966年、東宝) - 陶光堂店員
  • お嫁においで(1966年、東宝) - 弓子
  • 伊豆の踊子(1967年、東宝) - 百合子
  • 若大将シリーズ(東宝)
    • 南太平洋の若大将(1967年) - チアリーダー
    • ニュージーランドの若大将(1969年) - 公園の女性
  • でっかい太陽(1967年、東宝) - 女子生徒
  • 育ちざかり(1967年、東宝) - 松村のぞみ
  • 日本一シリーズ(東宝)
    • 日本一の男の中の男(1967年) - 女子社員
    • 日本一の断絶男(1969年) - 久美子
  • 年ごろ(1968年、東宝) - 鈴木民子
  • 怪獣総進撃(1968年、東宝) - 白衣の美女B(キラアク星人B)
  • 燃えろ!青春(1968年、東宝) - 石井昌代
  • ザ・タイガース 世界はボクらを待っている(1968年、東宝) - 京子
  • 恋にめざめる頃(1969年、東宝) - 弓子
  • 二人の恋人(1969年、東宝)- 受付の少女
  • 娘ざかり(1969年、東宝)- 重浦秋子
  • ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970年、東宝) - 星野アヤ子
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年、東宝)
  • おくさまは18才 新婚教室 (1971年、東宝) - 水川佐知子

テレビドラマ

  • これが青春だ 第29話「おかしな十七才」(1967年、日本テレビ)
  • パパ長生きしてねッ!(1967年、TBS)
  • でっかい青春(1968年、日本テレビ)第15話「初恋試験」 - 鶴田久子
  • 進め!青春(1968年、日本テレビ) - 女生徒・早苗
  • 東京バイパス指令 第40話「殺しの相手は二億円」(1969年、日本テレビ)
  • 右門捕物帖 第9話「九番手柄 浮世絵三人娘」(1969年、日本テレビ)
  • アテンションプリーズ(1970年 ‐ 1971年、TBS) - 広村綾子
  • めぐり逢い 第6回、第7回(1970年、日本テレビ) - 谷恵子
  • 人形佐七捕物帳 第25話「怪奇・鬼娘」(1971年、NET) - お仲

注釈

出典

出典(リンク)

参考文献

外部リンク

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