鈴木博文 : ウィキペディア(Wikipedia)
鈴木 博文(すずき ひろぶみ、1954年5月19日 - )は、音楽家、作詞家、作曲家、ムーンライダーズのベーシスト。メトロトロン・レコード (Metrotron Records) 主宰。東京都武蔵野市出身。東京都立日比谷高等学校卒業。父は俳優、声優の鈴木昭生。兄はムーンライダーズのリーダー、ミュージシャンの鈴木慶一。
来歴・人物
幼少時代は虫が好きであり、よく土を掘っていたという。高校時代は漫画家志望だったが、実兄である鈴木慶一の影響を受け音楽活動を開始。あがた森魚のステージやレコーディングで演奏するなどした。
松本隆らのオリジナル・ムーンライダーズを経て、1975年、ムーンライダーズに結成より参加し活動を本格化。 バンドでの活動を中心に、ソロ活動やユニットでも活躍する。
1985年、東京都大田区の自宅に「湾岸スタジオ」を開く。1987年にはインディーズレーベル「メトロトロン・レコード」 (Metrotron Records) を主宰し、自らのソロアルバムを発表すると同時に、カーネーション、GRANDFATHERS、青山陽一、綿内克幸、濱田理恵、青木孝明など多くのアーティストの作品をリリースしている。
ユニット
作品
ソロアルバム
- Wan-Gan King(1987年)
- 無敵の人(1989年)
- 石鹸(1990年)
- からす(1991年)
- 処方箋(1992年)
- 三文楽士(1993年)
- 孔雀(1995年)
- SINGS MOONRIDERS(1996年)
- 湾岸ロックタウン(1996年)
- Birds(1999年)
- bonyari bonyari(2003年)
- 凹凸(2008年)
- 後がない。(2014年)
- どう?(2017年)
- ピカソ(2019年)
アートポート
- Art Port(1993年)
政風会
- DUCK BOAT(1986年)
- 政風会(2007年)
The Suzuki
- The Suzuki meets GREAT SKIFFLE AUTREY(1990年)
- The Suzuki ’95(1995年)
- The Suzuki meets 栗コーダーカルテット(1998年)
Mio-Fou
- Mio-fou(1984年)
- Mio-Fou II(2007年)
- Mio-Fou III(2012年)
楽曲提供
- 鈴木茂「Machine Gun」(作詞・アルバム「SEI DO YA」収録)
- 高橋幸宏「Sailor」「泣きたい気持ち」 (作詞・アルバム「Once A Fool,...」収録)
- 中川勝彦「BLUE」「いつもと違う悲しみ」(作詞・アルバム「ペントハウスの夏」収録)
- 石川秀美「熱風」(作詞・シングル曲)
- 堀ちえみ「Deadend Street GIRL」「Wa・ショイ!」(作詞・シングル曲)
- 森下恵理「トワイライト」(作詞・アルバム「ボーイ・フレンド」収録(作曲・呉田軽穂))
著書
- 『僕は走って灰になる』1988年、新宿書房 ISBN 978-4880081106
- 『僕は走って灰になる―TEN YEARS AFTER』1998年、新宿書房 ISBN 978-4880082493
- 1988年3月刊行の初の著書『僕は走って灰になる』の増補新版。
- 『九番目の夢』1991年、新宿書房 ISBN 978-4880081496
- 『ひとりでは、誰も愛せない』1994年、創現社出版 ISBN 978-4882450542
- 『東京百景』1994年、日本放送出版協会 ISBN 978-4140051986
- サエキけんぞう・伊藤ヨタロウと共著。
- 『湾岸』1998年、三一書房 ISBN 978-4380982811
- 『ああ詞心(うたごころ)、その綴り方』1998年、ソフトバンククリエイティブ ISBN 978-4797306644
- 『ムーンライダーズ詩集―ドント・トラスト・オーバー・サーティー』1986年、新潮社(新潮文庫)ISBN 978-4101496016
- ムーンライダーズ著。1980年代までのムーンライダーズの歌詞を集めた詩集。鈴木博文作詞の歌詞も多数収録。
関連項目
外部リンク
- METOROTRON RECORDS メトロトロン・レコード - 公式サイト
- 特集 鈴木博文にセレクトのプレイリストとインタビュー - 音楽情報サイトMusic Shelf
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/20 10:23 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.