西尾潤 : ウィキペディア(Wikipedia)
西尾 潤(にしお じゅん)は、日本の小説家。
来歴
大阪府生まれ。大阪市立工芸高等学校卒業。ヘアメイク・スタイリストとして活動する傍ら、小説教室「森村誠一・山村正夫記念小説講座」に入門し小説を書き始める。
2018年に短編『愚か者の身分』(応募時のタイトル:『東京愚男ダイアリー』)で、第2回大藪春彦新人賞を受賞。翌年に単行本として上梓され、デビュー。
2021年、自身の経験をもとに描いた『マルチの子』は各種メディアで取り上げられ話題となり、第24回大藪春彦賞候補、第4回細谷正充賞受賞。
他の著書に『無年金者ちとせの告白』『フラワー・チャイルド』がある。
デビュー作『愚か者の身分』が北村匠海主演で映画化。2025年10月24日公開予定。本作は第30回釜山国際映画祭において同年から新設されたコンペティション部門に出品され、主演の北村匠海、綾野剛、林裕太が、3人そろって最優秀俳優賞を受賞した。
作品リスト
単行本
- 『愚か者の身分』(徳間書店、2019年9月28日)
- 『マルチの子』(徳間書店、2021年6月9日)
- 『無年金者ちとせの告白』(光文社、2022年6月21日)
- 『フラワー・チャイルド』(角川書店、2024年11月1日)
文庫本
- 『愚か者の疾走』(徳間文庫、2025年11月11日)
小説誌掲載
- 「消去」『小説宝石』(光文社)2020年6月号
- 「邪悪のフレーム」『小説宝石』(光文社)2020年1月号
- 「鏡の記録」『小説すばる』(集英社)2021年4月号、中編
エッセイ
- 「最高のひと皿」『小説すばる』(集英社)2020年2月号
メディアミックス
コミカライズ
- 『愚か者の身分』(作画/多田由美)
- 単行本(徳間書店 2025年9月30日)
- オンライン(アサヒ芸能、ENTAMEnext、OTONA SALONE)
映画化
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/10/30 03:26 UTC (変更履歴)
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