エバ・ゲボルギヤン : ウィキペディア(Wikipedia)

エヴァ・ゲヴォルギヤン (;アルメニア語: Եվա Գևորգյան、2004年4月15日モスクワ-) はロシア系アルメニア人のピアニスト、作曲家。

経歴

2004年、モスクワで生まれた。 モスクワ音楽院でナタリア・トゥルーリのクラスに在籍しており、またソフィア王妃高等音楽院でスタニスラフ・ユデニチのピアノクラスの学生でもある。 リヒテンシュタイン国際音楽アカデミーのスカラシップ保持者である。 イタリアのコモ湖国際ピアノアカデミーでスタニスラフ・ユデニチ、ウィリアム・ラント・ナボレ、ドミトリー・バシキーロフの指導の下、演奏技術を磨いた。 同アカデミーにおいて彼女は、マスタークラス、特にパウル・バドゥラ=スコダ、パーヴェル・ギリロフ、グリゴリー・グルツマン、ピオトル・パレチニ、ボリス・ペトルシャンスキーらのものに参加した。

また、ヴァルビエ音楽祭やポーランドのドゥシュニキ=ズドルイで行われたショパン国際ピアノフェスティバル、ペルージャ音楽祭など数多くの音楽祭でピアノを披露した。 マリインスキー劇場管弦楽団やダラス交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団など多くの楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ワシリー・ペトレンコ、ローレンス・フォスターなど著名な指揮者との共演を果たしている。

2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールのファイナリストかつ特別賞を受賞した。

日本での活動

2023年の日本訪問

2023年には、8月から9月にかけ日本を訪問し、複数のリサイタルを開催。その一覧を以下に示す。

  • 8月23日 - 北海道北見市・北見芸術文化ホール
  • 8月27日 - 静岡県三島市・三島市民文化会館
  • 8月29日 - 愛知県名古屋市・愛知県芸術劇場(セントラル愛知交響楽団と共演、ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)を演奏)
  • 9月2日 - 静岡県静岡市・静岡市民文化会館(静岡フィルハーモニー管弦楽団と共演、ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)を演奏)
  • 9月6日 - 東京都中央区・浜離宮朝日ホール
  • 9月9日 - 千葉県浦安市・浦安市文化会館

受賞

  • ジュリアーノ・ペカーラ国際ピアノコンクール (ゴリツィア、2016) – グランプリ
  • ロベルト・シューマン国際音楽コンクール (デュッセルドルフ、2017) – 第1位
  • 国際グランドピアノコンクール (モスクワ、2018) – 特別賞5つ
  • 若い音楽家のためのクリーヴランド国際ピアノコンクール (2018) – バッハ作品の最優秀演奏賞および特別賞
  • ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール (ダラス、2019) – 第2位よびプレスアワード
  • シカゴ国際コンクール (2020) – グランプリおよびショパン作品の最優秀演奏に贈られる特別賞
  • 国際クラシック音楽賞プログラムの一環として、「ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」部門で受賞 (2019)
  • クラヴィア・フェスティバル・ルールでの奨学金獲得 (エフゲニー・キーシン選出、2020)
  • ヤマハ・ヤングアーチスト (2021)

参考文献

  • Ateş Orga (2021) 'Words I would never say in real life'

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/29 00:08 UTC (変更履歴
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