山岡耕春 : ウィキペディア(Wikipedia)

山岡 耕春(やまおか こうしゅん、1958年9月30日 - )は、日本の地震学・火山学者。専門は固体地球惑星物理学。地震や地震予知の専門家として著名。東京大学地震研究所教授などを経て、名古屋大学大学院環境学研究科長・教授。地震予知連絡会会長。元日本地震学会会長。 内閣総理大臣表彰受賞。

人物

1958年静岡県生まれ。岐阜県立大垣東高等学校を経て、1981年に名古屋大学理学部地球科学科卒業。1986年に名古屋大学大学院理学研究科博士課程(地球科学専攻)修了、理学博士。「Spherical shell tectonics : on the buckling of the lithosphere at subduction zones(球殻テクトニクス : リソスフェアの沈み込みにおける座屈現象について)」。その後、東京大学地震研究所助手(伊豆大島火山観測所)などを経て、1989年井上学術奨励賞受賞。1990年名古屋大学理学部地震火山観測地域センター助教授。2002年東京大学地震研究所地震予知研究推進センター客員助教授。2004年東京大学地震研究所教授。2005年原子力安全委員会核燃料安全専門審査会審査委員。2007年名古屋大学環境学研究科地震火山・防災研究センター教授、原子力安全委員会耐震安全性評価特別委員会委員、火山噴火予知連絡会委員。2008年名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センターセンター長、愛知県防災会議委員。2009年国土交通省社会資本整備審議会臨時委員、国土交通省交通政策審議会臨時委員。2011年内閣府南海トラフ巨大地震モデル検討会委員。2013年文部科学省科学技術・学術審議会測地学分科会臨時委員。2014年中央防災会議火山防災対策推進ワーキンググループ副座長、岐阜県火山防災対策検討会議座長、御嶽山噴火非常災害対策本部会議学識経験者、日本学術会議連携会員、日本地震学会論文賞受賞。2015年岐阜県防災会議専門会員、長野県防災会議専門委員。2016年名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センター所長、防災教育推進協会代表理事。2016年から2020年まで日本地震学会会長。2017年名古屋大学大学院環境学研究科副研究科長。2018年気象庁南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会委員。2019年より地震予知連絡会会長。2020年原子力規制委員会原子炉安全審査会・核燃料安全審査会審査委員、日本地震学会監事。2021年名古屋大学大学院環境学研究科長、防災功労者内閣総理大臣表彰受賞ヤマオカ コウシユン 山岡 耕春 YAMAOKA, Koshun名古屋大学。2024年原子力規制委員会委員。

主な著書・論文

単著

  • 『Q&A日本は沈む?ー地震・火山と防災ー』(理工図書、2004年)ISBN 978-4844607250
  • 山岡耕春、「日本における地震予知研究の戦略」『精密工学会誌』 2005年 71巻 11号 p.1325-1329,
  • 『「南海トラフ巨大地震」予測の現状 (特集 防災・減災の取り組み)』 人と国土21 39(3), 16-20, 2013-09,
  • 『地震先行電離圏変動検証ミッションへの地震予知研究からの期待』 宇宙科学技術連合講演会講演集 57, 3p, 2013-10-09,
  • 『南海トラフ地震』(岩波新書、2016年)ISBN 978-4004315872

共著

関連項目

  • 地震学
  • 火山学
  • 名古屋大学
  • 岐阜県立大垣東高等学校

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/20 16:55 UTC (変更履歴
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