フランシスコ・ロメロ : ウィキペディア(Wikipedia)

フランシスコ・ロメロ(、1700年 - 1763年)は、スペイン・ロンダ出身の闘牛士。現在のスペイン式闘牛の様式を確立させた人物であり、「伝説の闘牛士」とされる。

経歴

18世紀のスペインで行われていた闘牛は、乗馬した闘士が牛を相手にするというスタイルであった。1726年頃、赤い布(ムレータ)を闘牛に導入したのがロメロだった。闘牛士になる前のロメロは大工をしていたが、ロンダで闘牛を行っていた貴族が落馬したところを、ロメロが帽子一つで救出したことが評判を呼び、現代に至る闘牛の原点が作られたという。

息子の、孫のペドロ・ロメロも闘牛士として活躍。闘牛の文化がスペイン全土に広がることとなった闘牛がスペイン文化の1つとして定着した訳 All About。

前述の騎馬闘牛は、日本の戦国時代の武士が行った鷹狩りと同じく、西欧の騎士の武術訓練のひとつであった。現在もこの騎馬闘牛を原点とするレホネオ(Rejoneo)と呼ばれる騎馬闘牛が存在しており、闘牛牧場主やその子弟が行うこともある。つまりは、騎馬闘牛は、領主(貴族)階級のものであり、現在中心となっている闘牛士が徒手で行う闘牛は、牧童や使用人である庶民階級のものといえる。

ロメロ家

  • フランシスコ・ロメロ(1700-1763) :
    • (生没年不明) : フランシスコ・ロメロの息子。
      • (生没年不明) : フランシスコ・ロメロの孫。
      • ペドロ・ロメロ(1754-1839) : フランシスコ・ロメロの孫。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2018/04/03 08:03 UTC (変更履歴
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