瀬央ゆりあ : ウィキペディア(Wikipedia)

瀬央 ゆりあ(せお ゆりあ、6月15日『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、104頁。ISBN 978-4-86649-223-0。 - )は、宝塚歌劇団専科に所属する男役スター。

広島県広島市、広島女学院高等学校出身。身長172cm。愛称は「せおっち」、「なおみ」。

来歴

2007年、宝塚音楽学校入学。

2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団。入団時の成績は40番。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。その後、星組に配属。

2015年、北翔海莉・妃海風トップコンビ大劇場お披露目となる「ガイズ&ドールズ」で、新人公演初主演。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった。

2018年の「New Wave!-星-」で、紫藤りゅうとバウホール公演ダブル主演。続く「デビュタント」でバウホール公演単独初主演。

2019年の「龍の宮物語」で2度目のバウホール公演単独主演。

2022年の「ザ・ジェントル・ライアー」(KAAT神奈川芸術劇場公演)で、東上公演初主演<華宝塚>存在感のある男役に 瀬央(せお)ゆりあ(星組) 東京新聞。星組スター瀬央ゆりあ主演作、13日までのバウ公演全日程中止 公演関係者に陽性者 日刊スポーツ。。当初はバウホールでも上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により公演休止となる。

2023年8月28日付で専科へと異動宝塚星組男役スター・瀬央ゆりあ、専科へ組替え発表 スポーツ報知。。

人物

中学時代、幼稚園まで教わっていたピアノ教師と街で偶然再会し、その教師が宝塚好きだったことから宝塚の存在を知り、音楽学校を受験した。

自分がこの道に進みたいのかどうかは分からなかったが、単純に落ちたことが悔しくて受験を続け、3度目の受験で合格を果たした。

主な舞台

初舞台

  • 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)

星組時代

  • 2009年6 - 9月、『太王四神記 Ver.II』
  • 2010年1 - 3月、『ハプスブルクの宝剣』『BOLERO』
  • 2010年8月、『摩天楼狂詩曲(ニューヨークラプソディー)〜君に歌う愛〜』(バウホール)
  • 2010年10 - 12月、『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』
  • 2011年1 - 2月、『メイちゃんの執事』(バウホール・日本青年館)
  • 2011年4 - 7月、『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』
  • 2011年8 - 9月、『ランスロット』(バウホール) - ガレス
  • 2011年11 - 2012年2月、『オーシャンズ11』 - ボーイ、新人公演:ディック(本役:麻央侑希)
  • 2012年5 - 8月、『ダンサ セレナータ』 - 新人公演:ジルベルト(本役:碧海りま)『Celebrity』
  • 2012年9月、『ジャン・ルイ・ファージョン-王妃の調香師-』(バウホール・日本青年館) - ジュリアン
  • 2012年11 - 2013年2月、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』 - 新人公演:ルーチェ(本役:礼真琴)『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』 - 新人公演:ヴァルゴオムA(歌手)(本役:壱城あずさ)/プティタミ(本役:十碧れいや)
  • 2013年3 - 4月、『南太平洋』(ドラマシティ・日本青年館) - トム・オブライエン
  • 2013年5 - 8月、『ロミオとジュリエット』
  • 2013年9 - 10月、柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』(東京国際フォーラム・博多座)
  • 2014年1 - 3月、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 - 新人公演:マルモン(本役:紅ゆずる)
  • 2014年5 - 6月、『かもめ』(バウホール) - メドヴェージェンコ
  • 2014年7 - 10月、『The Lost Glory -美しき幻影-』 - エリオット、新人公演:ロナルド・マーティン(本役:紅ゆずる)『パッショネイト宝塚!』
  • 2014年11月、柚希礼音スーパー・リサイタル『REON in BUDOKAN〜LEGEND〜』(日本武道館)
  • 2014年12月、『アルカサル〜王城〜』(バウホール) - ロドリゲス
  • 2015年2 - 5月、『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』 - エンリケ、新人公演:マリオ・フェルネスト(本役:壱城あずさ)『Dear DIAMOND!!』
  • 2015年6 - 7月、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - ジョニー・ドラー
  • 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - 新聞売り、新人公演:スカイ・マスターソン(本役:北翔海莉) 新人公演初主演
  • 2016年1月、『鈴蘭(ル・ミュゲ)-思い出の淵から見えるものは-』(バウホール) - ヴィクトル
  • 2016年3 - 6月、『こうもり』 - アルゴン『THE ENTERTAINER!』
  • 2016年7月、『One Voice』(バウホール)
  • 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 別府晋介『ロマンス!! (Romance)』
  • 2017年1月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(東京国際フォーラム) - パップー
  • 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - アルマン・サン・ジュスト
  • 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 坂上田村麻呂
  • 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - ロルフ・シェレンベルク『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
  • 2018年2月、『ドクトル・ジバゴ』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - パーヴェル・パーヴロヴィチ・アンチーポフ(パーシャ)
  • 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 赤鬼赤太郎『Killer Rouge(キラー ルージュ)』
  • 2018年8 - 9月、『New Wave!-星-』(バウホール) バウW主演
  • 2018年10月、『デビュタント』(バウホール) - イヴ バウ主演
  • 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - マルチン『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』
  • 2019年5月、『鎌足-夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し-』(ドラマシティ・日本青年館) - 中大兄皇子
  • 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - ニコラス『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
  • 2019年11 - 12月、『龍の宮(たつのみや)物語』(バウホール) - 伊予部清彦 バウ主演
  • 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 謎の男『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)
  • 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 謎の男『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
  • 2020年12月、『シラノ・ド・ベルジュラック』(ドラマシティ) - クリスチャン・ド・ヌーヴィレット男爵宝塚専科・轟悠の主演作「シラノ―」大阪で開幕「応援してくださる方々から逆にエネルギーをいただく形」 スポーツ報知。
  • 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - ベンヴォーリオ綺城ひか理と役替わり。/ティボルト愛月ひかると役替わり。
  • 2021年7月、『VERDAD(ヴェルダッド)!!』(舞浜アンフィシアター)
  • 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 漆戸虹七郎『モアー・ダンディズム!』
  • 2022年2月、『ザ・ジェントル・ライアー〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜』(KAAT神奈川芸術劇場) - アーサー(ゴーリング卿) 東上初主演
  • 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - レグルス・バートル『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
  • 2022年9月、『モンテ・クリスト伯』 - フェルナン『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(全国ツアー)宝塚星組の3年ぶり全国ツアー開幕!組替えの暁千星お披露目に礼真琴「ありちゃんのパワーももらって」 スポーツ報知。
  • 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - ジャラルッディーン『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』
  • 2023年3 - 4月、『バレンシアの熱い花』 - ラモン・カルドス『パッション・ダムール・アゲイン!』(全国ツアー)
  • 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - シャルル・ド・アルトワ伯爵宝塚歌劇で8年ぶり再演「1789」開幕 星組トップ・礼真琴「もがいて悩みながら…」 スポーツ報知。

専科時代

出演イベント

外部出演

CM出演

  • 2011年、アシックス『BC WALKER』

受賞歴

  • 2019年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2018年度努力賞『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4。

注釈

出典

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/05 13:40 UTC (変更履歴
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