ホルヘ・ロペス : ウィキペディア(Wikipedia)

ホルヘ・ヤビエル・ロペス・ラモスJorge Yabiel López Ramos, 1993年2月10日 - )は、プエルトリコの 出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのシカゴ・カブス所属。

経歴

プロ入りとブルワーズ時代

のMLBドラフト2巡目(全体70位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズでプロデビューし、4試合に先発登板して防御率2.25、10奪三振を記録した。

はルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズとルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ブルワーズでプレーし、2チーム合計で12試合(先発6試合)に登板して1勝4敗2セーブ、防御率5.06、46奪三振を記録した。

はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズでプレーし、25試合(先発22試合)に登板して7勝8敗2セーブ、防御率5.23、92奪三振を記録した。

はA級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、25試合に先発登板して10勝10敗、防御率4.58、119奪三振を記録した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに世界選抜として選出された。

、マイナーではAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、24試合に先発登板して12勝5敗、防御率2.26、137奪三振を記録した。9月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、29日のサンディエゴ・パドレス戦にて先発でメジャーデビュー(5回3失点で勝利投手)。

はメジャー登板は無かった。マイナーではAA級ビロクシとAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、2チーム合計で25試合(先発24試合)に登板して3勝11敗、防御率5.78、113奪三振を記録した。

開幕前の2月8日に第4回WBCのプエルトリコ代表に選出されたYoung stars join Beltran, Yadi for Puerto Rico MLB.com (2017年2月8日) 2019年5月30日閲覧。シーズンでは2年ぶりにメジャー復帰したが、1試合のみの登板に終わった。

ロイヤルズ時代

7月27日にマイク・ムスタカスとのトレードで、ブレット・フィリップスと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した。9月8日のミネソタ・ツインズ戦では8回まで完全試合ペースの快投を演じたJorge Lopez allows one hit in 4-1 win over Twins。この年は2球団合計で17試合(先発7試合)に登板して2勝5敗、防御率5.03、38奪三振を記録した。

8月7日にDFAとなった。

オリオールズ時代

2020年8月9日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍した。

は3勝14敗、防御率6.07だった。

は開幕からクローザーで好投を続け、7月11日に自身初となるオールスターに選出された。

ツインズ時代

2022年8月2日にイェニエル・カノ、、フアン・ヌニェス、フアン・ロハスとのトレードで、ツインズへ移籍した。

はシーズン前、第5回WBCのプエルトリコ代表に選出された。

マーリンズ時代

2023年7月26日にディラン・フローロとのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した。

オリオールズ復帰

2023年9月2日にウェイバー公示を経てオリオールズへ移籍した。9月30日にDFAとなり、10月5日にFAとなった。

メッツ時代

2023年12月7日にニューヨーク・メッツと1年200万ドルの契約を結んだ。

5月30日のロサンゼルス・ドジャース戦で審判に悪態をついて退場となりグローブを客席に投げ入れた事で物議を醸し、同日DFAとなった大谷翔平に被弾の右腕は「信頼とグラブと職を失った」 退場→球団批判で戦力外と報道 Full-Count 2024.05.30 (2024年5月30日閲覧)。試合後のインタビューでチーム批判を行った事もDFAの一因とされたが、本人はそのインタビューの内容について母国語ではない英語で直接インタビューを受けた事により誤解が生じたと釈明しており大谷翔平に被弾後退場…メッツ戦力外のロペスが試合後の発言を謝罪釈明「誤解が生じた」 日刊スポーツ 2024.05.31 (2024年7月10日閲覧)、MLB.comのメッツ担当記者もそれがDFAの理由ではないとしている[https://x.com/AnthonyDiComo/status/1796197251057877369 ] X.com @AnthonyDiComo 2024.05.31 (2024年7月10日閲覧)。

カブス時代

2024年6月11日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ。同月28日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。

選手としての特徴

最速99.5mph2022年計測(約160.1km/h)のフォーシームが武器であり、変化球は主にカーブとチェンジアップを投げる。

詳細情報

年度別投手成績

MIL220001100.5004610.01405011010665.401.90
100000000----102.040100000114.502.50
1000000100.0008519.216113101510662.751.47
KC770002400.33314934.0415901232024246.351.47
'18計1770002500.28623453.25762211383030305.031.47
39180004910.308548123.214027420101096094876.331.47
100000000----50.2300000002227.004.50
BAL960002200.50016938.14371213284030276.341.43
'20計1060002200.50017439.04671213284032296.691.49
332500031402.176555121.214221562101129283826.071.63
44000046190.40019648.1303171454221591.680.97
MIN2300000141.00010222.22311443183011114.371.63
'22計67000047231.36429871.05343157725226202.541.18
3700004236.66715535.13471138272022205.091.27
MIA12000020011.0006111.220190083013129.262.49
BAL1200000003----5012.01342001400775.251.25
'23計61000062310.75026659.067122238495042395.951.51
MLB:7年2305800022402713.3552131480.05237719112404183343142945.511.49
  • 2023年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年度代表登板先発勝利敗戦セ|ブ打者投球回被安打被本塁打与四球敬遠与死球奪三振暴投ボ|ク失点自責点防御率
2017プエルトリコ22100297.061411600333.86
202330000113.020000400000.00
  • 太字は大会最高

年度別守備成績

年度球団投手(P)
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2015MIL201001.000
201710000----
20181018021.000
KC702001.000
'18計17110021.000
201939514011.000
202010000----
BAL945011.000
'20計1045011.000
202133810001.000
2022444310.875
MIN230410.800
'22計674720.846
2023372210.800
MIA1201001.000
BAL1201001.000
'23計612410.857
MLB230245134.962
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB
  • オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2014年)
MLB
  • MLBオールスターゲーム選出:1回(2022年)

背番号

  • 28(2015年、2017年 - 2018年途中、2019年 - 2020年途中)
  • 52(2018年途中 - 同年終了、2023年途中 - 2024年5月30日)
  • 48(2020年途中 - 2023年途中)
  • 73(2023年途中 - 同年終了)
  • 41(2024年6月28日 - )

代表歴

  • 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表
  • 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 L
  • プエルトリコ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/19 16:37 UTC (変更履歴
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